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「息子の幸せに邪魔な奴は、全員殺してやる。」獣人という、獣の姿を持ち人々から畏怖を向けられたケダモノが存在する世界。人と獣人が対立する中、自らが獣人であることを隠しながら息子を一人で育てる母親・ランダは、田舎町での獣人による大量殺人事件に巻き込まれてしまい…鬼才・メイジメロウが描く、母親の歪んだ愛が呼び起こす悲しき復讐譚!!
「息子の幸せに邪魔な奴は、全員殺してやる。」獣人という、獣の姿を持ち人々から畏怖を向けられたケダモノが存在する世界。人と獣人が対立する中、自らが獣人であることを隠しながら息子を一人で育てる母親・ランダは、田舎町での獣人による大量殺人事件に巻き込まれてしまい…鬼才・メイジメロウが描く、母親の歪んだ愛が呼び起こす悲しき復讐譚!!
超人的な身体能力を持つ獣人(ゾア)と呼ばれる存在がいる世界。人類は獣人を恐れ人間社会から排除しようとし、一部の獣人は迫害を逃れるために身を潜めて暮らしていた。そんな中、比較的獣人の少ない地域へと移ってきた獣人の女性ランダは、街の警察に獣人である県議を懸けられ、その騒動の中で一人息子を謎の組織に誘拐される。辛くも生き延びた彼女は、その一人息子を奪い返すために復讐心に委ね、戦いの中に身を投じてゆく。 人類側にも獣人側にもそれぞれの組織があり、物語を俯瞰すると様々な対立構造があって複雑な世界観が見て取れるんだけど、そこに行動原理の殆どを"息子を取り返す"という一点に置くランダが加わり、現状のパワーバランスに依らない異質分子として掻き乱していく。 戦闘シーンの迫力も凄くバトルマンガのような雰囲気もありつつも、基本的にランダの主観を通して描かれるために全ての景色に負の感情が掛かって見えて、それがストーリー全体をダークファンタジー足らしめている作品。 1巻まで読了。