あらすじハレムのルールに背き禁忌を犯した女奴隷・マハスティは懐妊の可能性から死罪まで猶予を与えられるが、寵姫・ヒュッレムと大宰相・イブラヒムは権力争いの駒として彼女を利用しようとする。傷を負った女奴隷たちが自らの選択で、歩きはじめる……。ハレム・ロマン、完結。
アスマンスカヤ帝国のハレムには、皇帝(スルタン)に貢がれた女奴隷(オダリスク)たちが暮らしている。 彼女らが「出世」するときには、皇帝のお夜伽の相手をし、世継ぎを産むという使命を果たさなければなりません。 オダリスクの1人・マハスティは、男子禁制のハレムに唯一出入りできる宦官(去勢された男性)と秘密の恋をしていましたが、ある日スルタンのお夜伽の相手として選ばれてしまう、という第1話。 奴隷という立場でありながら、恵まれた環境のハレム。しかし、課せられた使命に背くことはできない。マハスティが犯した罪がこのあとの話ででどう展開するのかヒヤヒヤするものの、絵と世界観の美しさ、そしてマハスティと宦官長の絡みのエロスに夢中です。