あらすじ

夏子が提案したリゾートホテル企画は通らなかった。ホテル建設用地を持つ「北海エンタープライズ」社長が、競合相手の「ブライダル企画」の案を採用したからだ。だが、専務である三ツ木隆介は、自分が独立し、夏子と結婚してふたりでリゾートホテルを建設しようと持ちかけた。突然の結婚の申し出に戸惑う夏子だったが、仕事とプライベートは切り放したいと隆介の申し出を退けてしまう。
お仕事です! 1巻

建設会社のリフォーム課に勤務する太田夏子は、日々仕事に励んでいた。だが、美しい部屋を自分の手で作りたいという気持ちから建設会社に入ったものの、部下の面倒を見ようともしない上司や、人の噂話に花を咲かせる同僚や後輩に辟易し、半ばあきらめにも似たような気持ちを抱いていた。そんな夏子に、ある日、幹部候補として社の期待を背負う才媛・野島ことりが近づく…。太田夏子・野島ことり・鴨下ミキの3人は建設会社を辞めて、食器販売会社を起業した。さまざまな障害を乗り越え、がんばる彼女たちに声援を!!

お仕事です!(2)

夏子が提案したリゾートホテル企画は通らなかった。ホテル建設用地を持つ「北海エンタープライズ」社長が、競合相手の「ブライダル企画」の案を採用したからだ。だが、専務である三ツ木隆介は、自分が独立し、夏子と結婚してふたりでリゾートホテルを建設しようと持ちかけた。突然の結婚の申し出に戸惑う夏子だったが、仕事とプライベートは切り放したいと隆介の申し出を退けてしまう。

お仕事です!(3)

「北海エンタープライズ」社長のリゾートホテル建設反対理由は、エステにあった。社長は、大のエステ嫌いであったのだ。夏子はエステに対する誤解を解くために、厚生省の見解を求めた。だが、厚生省の態度は冷たいものだった。途方に暮れる夏子に、振一郎は良識のエステ組合を作る動きがあるという資料を渡した。この資料を持って北海道に飛んだ夏子は、そこで隆介が倒れたことを知る。

お仕事です!(4)

ことりの留守中、前夫・杉本がことりとよりを戻しに来た。5年前に別れたきりの娘・ひなを思い出して悲しむことりを、恋人・ヒビキは優しく慰める。ことりは、リスト・ドゥ・マリアージュ(招待客が一覧表から選んだ食器を新郎新婦にひとつプレゼントするシステム)用の食器を大量発注するが、すでにライバル社「HANADA」は東京周辺の式場全てとリスト・ドゥ・マリアージュの提携をしていた。

お仕事です!(5)

食器輸入会社「リトル・バード」も軌道に乗りはじめた。2ヶ月先に出産予定日を控えた野島は、産休に入ることになる。一方、夏子は東国グループへ2年間の約束で出向することになった。初仕事は、次の日に迫っているオープン記者会見での支配人・布施ゆかりの衣装あわせ。だが、その場で『抜擢された女性支配人』の服装とイメージの食い違いから、夏子は東国とやりあってしまう。