あらすじ

久しぶりに夫婦水入らずで温泉に遊びに来た、亀戸くんに銀子さん。まだ誰もいない露天風呂で銀子さんがのんびりと湯に浸かっているところに、なんと女性が入って来た!「混浴だったけ?いや、ちがう!!ここは男湯と女湯しかなかったはず」……ということは、どうやら銀子さんは男湯と間違って女湯に入ってしまったらしい。男の身体の銀子さんが、ここで見つかっては大騒ぎになってしまう。銀子さんは、このピンチをなんとか切り抜けようとするのだが………。
金魚のフン 1巻

男が女で、女が男……!?意識が入れかっわちゃった亀戸くんと銀子さんの、摩訶不思議、ギャグ盛りだくさんの、新婚生活!!亀戸くんと銀子さんの二人は、付き合い始めてから今まで、プラトニックな関係を保ち続けてきた「清く正しく美しいカップル」だった。結婚を2日後に控えたある夜。披露宴の打ち合せをしていた二人はすっかり遅くなり、帰りの電車もなくなってしまった。「タクシーで帰るのはもったいないし、ホテルはスイートしか空いていない」という状況で、仕方なくラブホテルに泊まった二人。ここで、とうとうガマンしきれずに亀戸くんは、1年2か月の“禁”を破ってしまう。これまでずっと“アレ”をガマンしてきただけあって結ばれた時は、まさに天にも昇る快感を味わう。そして、二人が目を覚してみると……二人の体はそのままに、互いの意識が入れ替わってしまったのです!

金魚のフン 2巻

お歳暮を選び終わって、デパートの食堂で一休みする亀戸夫婦。お歳暮のほかにも出費の多い年末だが、銀子さんが計算してみると8万円残った。そこで、銀子さんは亀戸くんに日頃のお礼の意味もこめて、何でも好きなものを買ってあげることにする。銀子さんは「指輪」や「ドレス」を勧めるが、外見は女性でも中身は男性のままの亀戸くんは興味を示さない。かといって男物の服は着られないし……と迷っているうちにデパートの閉店時間も迫ってきた。さて、最終的に亀戸くんが選んだものは?

金魚のフン(3)

銀子さんは、会社の男性社員だけの新年会でスナックに来ていた。体育会系ノリで盛り上がる男達の姿を見た銀子さんは、“男同士の世界”もいいもんだと、妙に感心していた。そこへ、隣の客が絡んできた。偶然、その客のグループが銀子さん達のライバル会社「江川物産」だったことで、険悪なムードにさらに火を点けてしまう。ついに「表に出ろ!」ということになり、銀子さんもドキドキしながら付いていく。すると、あろうことか銀子さんがタイマンをやらされることになってしまったのだが……。

金魚のフン(4)

久しぶりに夫婦水入らずで温泉に遊びに来た、亀戸くんに銀子さん。まだ誰もいない露天風呂で銀子さんがのんびりと湯に浸かっているところに、なんと女性が入って来た!「混浴だったけ?いや、ちがう!!ここは男湯と女湯しかなかったはず」……ということは、どうやら銀子さんは男湯と間違って女湯に入ってしまったらしい。男の身体の銀子さんが、ここで見つかっては大騒ぎになってしまう。銀子さんは、このピンチをなんとか切り抜けようとするのだが………。

金魚のフン(5)

ある日、デパートに出掛けた亀戸クンは、催事場で、人込みに紛れて迷子になったらしい男の子と出会う。これといった急用もなかった亀戸クンは、その男の子の母親を一緒に捜すことにした。とりあえず二人で食堂に入り、亀戸くんはワインを注文。そして男の子に「ためしに一口飲んでみる?」とすすめたところ、なんとその男の子は一気飲みしてしまった。酔ってしまった男の子は、いい気分で次々とギャグを飛ばす。しかし、そのギャグというのが……「だいじょ~ブ」(『仮面の忍者・赤影』の青影のギャグ)、「あ、こりゃスンズレィスマスター」(加トチャン)、「シェー!!」(イヤミ)や「許して~、チョーダイ!!」(財津一郎)…etc.と、どうもギャグが、みんな古過ぎる。“こんな小さな子が、なぜ知っているのか?”と疑問に思った亀戸くんだったが……。