あらすじ将棋に夢中な小学4年生、菊地宝。町の将棋道場で二段に昇段! 夢は大きくなるばかり! 道場の頼れる兄貴、才能あふれる将棋少女みずき、小学1年生にして無敵の大樹、奨励会三段の水嶋先生。ユニークな将棋指しがつぎつぎ登場! そしてついに菊地母が将棋大会デビュー! 水嶋先生の指導のもと、はたして菊地母は将棋大会初勝利なるか? 銀はうしろにいけないよ! 知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界、親子で将棋の第2巻!!
あれ、9巻があると思ったら、ない?! 8巻のあとがきに「9巻でお会いできたらうれしい」とあるのに?! と探すも、出てきたのは悲しい打ち切りの考察。 でも私はラッキーだ。 続編の『ひらけ駒!return』がすでに刊行されている。 『ひらけ駒!』では、将棋に一過性でハマっているだけだと思った我が子が、どんどん将棋にのめり込み、悩み成長していく様子が描かれている。 母は子供よりゆるいペースで将棋を学びつつ、プロ棋士たちにキャーキャーしたり、子供の成長を喜んだり、心配したり。 すごくリアルな、子どもを見守る母目線がたくさんあるなと思ったら、あるブログに南Q太先生(おなじシングルマザー)の子供も将棋にはまっていると書かれたブログがあるとリンクが貼られていた。 漫画のワンシーンのような先生のブログで綴られる日常に、これがベースにあるんだなと理解した。 漫画に描かれている、将棋を嗜む様々な人たちを見ていたら、特に主人公の母が将棋の試合に参加し始めた頃合いくらいから、自分も将棋を勉強したくなってきて、アプリをインストールした。 作中でもいろいろ出てきていたけど、それ以上に基本的なルールがたくさんあって、びっくりした。 軽くさわりだけ、と思っていたのに、なかなか壁は厚かった。 主人公の宝くんが、どれほどのめり込んでいったのかよくわかった。