あらすじ

将棋に夢中な小学5年生、菊地宝。研修会に入り、仲間たちと切磋琢磨する日々が始まる。将棋スクールで初段を目指す小学5年生田島貴志、その父は子のつきそいで来ただけの将棋道場で腕試し。八枚落ちで負かされた田島父は、宝に将棋の指導を請う。物忘れの激しい43歳、初段になりたいんだ、なれると思う?「なれると思うよ」知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界、親子で将棋の第8巻!!
ひらけ駒! 1巻

将棋に夢中な小学4年生、菊地宝。そんな息子を見守るうちに将棋の魅力にはまっていく母。千駄ケ谷の将棋会館、子ども将棋大会、将棋スクール、町の小さな将棋道場、将棋まつり。ふたりの休日はいつだって将棋! どうしたら強くなれる? 将棋指しは変人ばかりなのか? 知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界へようこそ! 作者42歳にしてはじめての週刊連載、緊張のなか始まった第1巻!!

ひらけ駒! 2巻

将棋に夢中な小学4年生、菊地宝。町の将棋道場で二段に昇段! 夢は大きくなるばかり! 道場の頼れる兄貴、才能あふれる将棋少女みずき、小学1年生にして無敵の大樹、奨励会三段の水嶋先生。ユニークな将棋指しがつぎつぎ登場! そしてついに菊地母が将棋大会デビュー! 水嶋先生の指導のもと、はたして菊地母は将棋大会初勝利なるか? 銀はうしろにいけないよ! 知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界、親子で将棋の第2巻!!

ひらけ駒! 3巻

将棋に夢中な小学4年生、菊地宝。そんな息子をあたたかく見守っていた母もいつしか将棋沼へ……! 水嶋比呂介奨励会三段の指導のもと、女子アマ団体戦に参戦した菊地母! 目指すは大会初勝利! 君は居飛車党? それとも振り飛車党? 将棋ってどこで投了すればいいの? 将棋とは逆転のゲーム、勝ちを確信してからが本当の戦いだ! 楽しい仲間たちと進めvictory road!! 知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界、親子で将棋の第3巻!!

ひらけ駒! 4巻

将棋に夢中な小学5年生、菊地宝。三段に昇段したものの、そこから勝てず負のスパイラルに……! 心機一転、他県の将棋道場に遠征し、三段以下トーナメントに参戦! めざせ優勝! 一方、同行した菊地母は女子アマ団体戦で逆転負けを喫した因縁の相手と再会! 次は勝つ!! そして将棋キッズ夏の大イベントのひとつ、東急将棋まつり小学生大会。将棋で負けたら将棋だよ! 知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界、親子で将棋の第4巻!!

ひらけ駒! 5巻

将棋に夢中な小学5年生、菊地宝。近い将来ライバルに? 4歳のたくはとてつもない才能を秘める天才肌!自力で穴熊戦法を発見してしまう!ふたりが参加するのは将棋教室対抗戦! ともに水嶋教室チームとして、道場仲間の涼と宝がエントリーしたのは最強戦(クラブカップ)!高段小中学生チームばかりのなか、はっきり手合違いの水嶋教室チーム!はたして結果は? 負けて泣く子は強くなる!知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界、親子で将棋の第5巻!!

ひらけ駒! 6巻

将棋に夢中な小学5年生、菊地宝。「詰将棋は あてる ものではないですよ。解くものです」妖しく強く美しい壇レイ子女流三段に導かれ、菊地母は将棋沼の奥深くへ……!そしてはじまる女流棋士編!燃える闘志片桐竜子二段、変態棒金遣い篠原リオ初段、激辛指導鶴田奈々初段らが集うのは「女王」の称号を戴く棋戦、マイナビ女子オープン!! 着実に腕を上げた宝は研修会に挑戦することを決意!知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界、親子で将棋の第6巻!!

ひらけ駒! 7巻

将棋に夢中な小学5年生、菊地宝。女流棋士編後編、「女王」の称号を戴く棋戦マイナビ女子オープン一斉予選、その熱い戦い!誰が相手でもたたきのめす!喜連川はるな現女王への挑戦権を賭け戦う美しい獣たち!敗者は去るのみ!「タイトルは防衛したいです。それから2つめのタイトルもほしいです。でも本当の夢は……」将棋の星の住人たちが目指す頂とは? 宝はいよいよ夢への第一歩、研修会入会試験へ!知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界、親子で将棋の第7巻!!

ひらけ駒! 8巻

将棋に夢中な小学5年生、菊地宝。研修会に入り、仲間たちと切磋琢磨する日々が始まる。将棋スクールで初段を目指す小学5年生田島貴志、その父は子のつきそいで来ただけの将棋道場で腕試し。八枚落ちで負かされた田島父は、宝に将棋の指導を請う。物忘れの激しい43歳、初段になりたいんだ、なれると思う?「なれると思うよ」知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界、親子で将棋の第8巻!!

ひらけ駒!

ルールがわからなくても楽しいです

ひらけ駒! 南Q太
ゆゆゆ
ゆゆゆ

あれ、9巻があると思ったら、ない?! 8巻のあとがきに「9巻でお会いできたらうれしい」とあるのに?! と探すも、出てきたのは悲しい打ち切りの考察。 でも私はラッキーだ。 続編の『ひらけ駒!return』がすでに刊行されている。 『ひらけ駒!』では、将棋に一過性でハマっているだけだと思った我が子が、どんどん将棋にのめり込み、悩み成長していく様子が描かれている。 母は子供よりゆるいペースで将棋を学びつつ、プロ棋士たちにキャーキャーしたり、子供の成長を喜んだり、心配したり。 すごくリアルな、子どもを見守る母目線がたくさんあるなと思ったら、あるブログに南Q太先生(おなじシングルマザー)の子供も将棋にはまっていると書かれたブログがあるとリンクが貼られていた。 漫画のワンシーンのような先生のブログで綴られる日常に、これがベースにあるんだなと理解した。 漫画に描かれている、将棋を嗜む様々な人たちを見ていたら、特に主人公の母が将棋の試合に参加し始めた頃合いくらいから、自分も将棋を勉強したくなってきて、アプリをインストールした。 作中でもいろいろ出てきていたけど、それ以上に基本的なルールがたくさんあって、びっくりした。 軽くさわりだけ、と思っていたのに、なかなか壁は厚かった。 主人公の宝くんが、どれほどのめり込んでいったのかよくわかった。