あらすじ

関ヶ原の合戦に勝利した徳川家康は、天下取りに向けて早急に布石を打ち始め、功が奏する。やがて徳川家も代が変わり、家光が台頭し始めるのだが、それと同時に柳生家を暗い影が覆う出来事が起こる。柳生宗矩の長男・十兵衛三巌が自らの目を抉り、友矩は自刃して果てたのだ。宗矩は家光を前に、自らの子の不幸が将軍家のある愚行による結果であると糾弾するのだが…!!激動の時代を生きた宗矩の生涯、ここに完結。
猛き黄金の国 柳生宗矩 1巻

徳川将軍家の剣術師範であり、柳生新陰流の地位を確立した剣豪・柳生宗矩(やぎゅう・むねのり)の生き様を、本宮ひろ志がダイナミックに描いたアクション時代劇。鉄砲使いとの戦いに絶妙な早技で勝利した柳生宗矩は、無刀取りの披露を依頼された父の石舟斎(せきしゅうさい)についていき、徳川家康(とくがわ・いえやす)と対面を果たす。そこで、無刀取りを芝居だと貶した家康を、つまらぬ人間だと判断した宗矩だったが……!?

猛き黄金の国 柳生宗矩 2巻

徳川家康(とくがわ・いえやす)に仕える柳生宗矩(やぎゅう・むねのり)は、秀頼(ひでより)を世継ぎにするために豊臣秀吉(とよとみ・ひでよし)が勧めた、家康の世子・秀忠(ひでただ)と淀君の妹・小督(おごう)の婚姻を、秀吉の企みを知りながら受け入れた家康の真意を理解できずにいた。しかし、石田三成(いしだ・みつなり)と淀君の妖しい関係を噂に流す家康の行動から、家康が天下取りを諦めていないのだと知った宗矩は……!?

猛き黄金の国 柳生宗矩 3巻

関ヶ原の合戦に勝利した徳川家康は、天下取りに向けて早急に布石を打ち始め、功が奏する。やがて徳川家も代が変わり、家光が台頭し始めるのだが、それと同時に柳生家を暗い影が覆う出来事が起こる。柳生宗矩の長男・十兵衛三巌が自らの目を抉り、友矩は自刃して果てたのだ。宗矩は家光を前に、自らの子の不幸が将軍家のある愚行による結果であると糾弾するのだが…!!激動の時代を生きた宗矩の生涯、ここに完結。