7フィート(約213cm)を超える長身と、聴く者の心を虜にする声ゆえに薔薇の名前を与えられた美しい男=ベルネ。世界的なスーパーシンガーであるガーディは、ベルネを世に出すため、すべてを賭ける決意をする。また一度は男娼に身を落としたアルドウもベルネと出会い、画家としての才能を花開かせる。しかし、ベルネは残酷な死の運命を背負っていた…。1970年代のロンドンを舞台に、美しきロック・シンガーやバンドマン、アーティストらが入り乱れて愛憎劇を繰り広げ、魂の火花を散らす。・解説:神坂智子、佐藤史生・伝説のロックマンガ「蒼の男」シリーズの第1巻「蒼の男」と第2巻「デスタン」・現在は入手困難なSG企画による合本を、著者により新たに電子書籍化。・巻末に全文の英訳を収録。
ガーディのプロデュースにより、ベルネのレコーディングが開始された。ギタリスト・スタンの心配をよそに、揺るぎない信念をもってプロジェクトを推し進めるガーディ。栄光と死の狭間で、ベルネの心は激しく揺れる。(譚詩[バラード])周囲に波紋を広げながら、世界ツアーは加速する。「レイヌ(女王)・ガーディ。これはあんたのクエスト(遠征)だ」。一方、ベルネに名前を与えたスーヴヌィールも、再び動き出す。「俺は固執する。この俺の名に」(コメディー!)熱い友情と愛と芸術と家族の物語。・解説:坂田靖子・伝説のロックマンガ「蒼の男」シリーズの第3巻「譚詩(バラード)」と第4巻「コメディー!」・現在は入手困難なSG企画による合本を、著者により新たに電子書籍化。・巻末に全文の英訳を収録。
ツアーから戻って再びレコーディングに入ったベルネ。ガーディの誕生日=クリスマスの夜にガーディの引退が発表される。そんな中、ベルネは徐々にガードルードと距離を置こうと彼の館から去るのだった。ある夜、ベルネはスタジオで倒れ、医師はガードルードに「次の発作が最後になるだろう」と告げる。・解説漫画:「BELNEくんてこんなヒト!? 」by ハルノ宵子・伝説のロックマンガ「蒼の男」シリーズの第8巻「CABARET(キャバレ)」・現在は入手困難なSG企画版の最終巻を、著者により新たに電子書籍化。・SG企画版発表時の読み切り短編「VANISH」採録。・巻末に全文の英訳を収録。・物語は同人誌版「蒼の男-9 DOOM」に続く。