あらすじ

庄山鉄工所の借金の保証人・玉置と山中で遭遇した常治朗たちは、埋蔵金の話を聞き、一緒に発掘を始める。だが、玉置を裏切った庄山たちの通報で地元の警察が駆けつけ、不審者として取り調べを受ける羽目に。埋蔵金から手を引くことを条件にやっと解放されるが、そこへ入院中の庄山の父が死亡したとの連絡が入り…。
こまねずみ出世道 1巻

勤めていたサラ金の不正を暴いたことで、独立資金3000万を手に入れた常次朗。彼の浮気が原因で実家に戻っていた捺子を説得し、晴れて福岡で会社設立に動き出す。なかなか条件に合う空き店舗が見つからなかったが、最後に訪れた「奥野不動産」で格安物件を紹介される。ところが、相手は交換条件に20歳の息子を入社させて欲しいと言ってきて…。

こまねずみ出世道 2巻

庄山鉄工所の借金の保証人・玉置と山中で遭遇した常治朗たちは、埋蔵金の話を聞き、一緒に発掘を始める。だが、玉置を裏切った庄山たちの通報で地元の警察が駆けつけ、不審者として取り調べを受ける羽目に。埋蔵金から手を引くことを条件にやっと解放されるが、そこへ入院中の庄山の父が死亡したとの連絡が入り…。

こまねずみ出世道 3巻

バンドのメジャーデビューを持ちかけられた奥野たちは、自分たちの楽器を担保に「ハッタリ融資」から借り受けた100万円を、怪しいプロダクション「パクリレコード」に手渡してしまう。そんなある日、何気なくプロダクションを訪れたカヲルと奥野が目にした光景は…。

こまねずみ出世道(4)

福岡県のとある農村。暴力夫に耐えかねたフィリピン人妻・アニーは、故郷に帰るべく、夫が寝ている隙を見計らって村を抜け出す。空港のある福岡を目指し、ヒッチハイクで長距離トラックに乗車したアニー。一方その頃、いつもより早く集金に出ていた常次朗は…。

こまねずみ出世道(5)

自らを仕事ができる男と思っていた島袋は、いつまでも常次朗から新米扱いされることに不満を募らせていた。そんなある日、偶然幼なじみの六郎と再会した島袋は、お互い現状への不満が蓄積していたことも手伝って、酔った勢いから起業を決意!さっそくアイデアを思案し始めるが…。

こまねずみ出世道(6)

「ハッタリ融資」の活路を見いだすため、骨董修行に力を入れる常次朗。そんな折、300万を融資した板前・唐津が借金返済の滞りから、店を売却されてしまったことを知る。返済能力がなくなった唐津に対し、常次朗は担保として預かった時価600万のツボを処分すると言い渡すが…。

こまねずみ出世道(7)

近藤が関与している「核のゴミ利権」にきな臭い金のニオイを感じ取った猫本から、お前は近藤の企みに都合よく利用されていただけだ、と告げられた常次朗。だが、かつての師・近藤を完全には疑いきれない常次朗は、手を組んで逆襲しようと言う猫本を振り切って近藤との面会に向かう…。

こまねずみ出世道(8)

自動車窃盗団のリーダーとなった幼なじみ・金チャンと行動を共にする常次朗は、偶然戻ってきた博多の街で、妻の捺子が宿敵・猫本とラブホテルへ入る現場を目撃!怒り狂って2人に詰め寄るものの、逆に捺子から店を放り出して逃げたことへの怒りをぶつけられてしまい…。

こまねずみ出世道(9)

身辺を探っていた藤丸グループから、リンチの洗礼を受けた常次朗。だが、そのとき相手から奪い取った名札を頼りに、なんとかグループの一員・高野を見つけ出すことに成功する。藤丸の不正を暴く次なる一歩を必死に模索する常次朗だったが、偶然ひとりの受刑者を救ったことから…。日掛け金融伝、ついに完結!!