郵便配達と夜の国 | 審査委員会推薦作品 | マンガ部門 | 第16回 2012年 | 文化庁メディア芸術祭 歴代受賞作品
文化庁メディア芸術祭 歴代受賞作品
「夜の国」でひとり暮らしをしている少女は、届く手紙のない退屈さに、郵便配達夫と一緒に旅に出る。退屈な旅の果てに少女が知った、世界の真実とは何だったか。表題作のほか、ファンタジー世界と日常とのはざまで、成長の階段を登る子どもたちの姿を、繊細で温かな描線と物語構成で結晶化させた短編集。 ...
クマと犬の区別がつかない小さな女の子のコミカルな誕生日。 郵便配達夫と一緒にでた旅で知る「世界」の真実と、ビー玉のなかの反転世界の森の秘密。 童話から逃げ出したオオカミの恐怖。 幼稚園へのお引っ越しで見つけた、おいしそうなカレーの島への冒険。 国語の時間は寝てばかりの謎の転校生は誰なのか? 隣町にいるという「自分」を探しだす遠征の結末は? キツネの大長老に「化けた」女の子はタヌキを従え、夢幻少女はパノラマ世界で虹を目指す。 そして、浜辺に漂着した机のひきだしの中身は少女に何を見せたのか…。 ファンタジー世界と日常とのはざまで、成長へと向かって小さくジャンプする幼い魂たち。 「日常系」メルヘン漫画の大傑作。 第16回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品。