あらすじ浅井・浅倉連合軍を破り、着実に天下統一の道を歩む織田信長に焦りを感じながらも、信玄の遺言を頑な守ろうとする旧臣に諌(いさ)められ、武田勝頼は身動きがとれずにいた。天正2年、正式な跡目を継いだ勝頼は、美濃・三河・遠江に攻め込み連勝する。しかし、時代の趨勢は既に傾き始めていた……。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 初めて読んだのは多分小学生くらいの時だが読むたびに新しい発見がある。これある程度年取ってからの方が面白い。 ・特に好きなところは? 高坂昌信の改革案後の話。長篠の戦いで負けた武田を復活させるための案を高坂昌信から聞いた武田勝頼の心境だな。親類衆との付き合い、組織の若返りを図りたいが今までの組織の変化させることの難しさ。刻一刻と悪くなる状況で手を打ちたいがどうにもならない。配下の裏切りなど全てが悪い方向にいってしまってる ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 歴史の勉強よりも偉大なる先代を持った会社組織の末路という感じで読むのもおすすめです