あらすじメンフィスの地にてイカルと再会した女神アルテシアだったが、彼の様子は尋常ではなくなっていた。イカルを信じるという女神とは対照的に、愛する義子との戦争の気配を感じて備えようとしたイークォラは、とある「禁忌」に触れてしまう……。ポンコツ女神による異世界創世録第三巻! ■目次■第9話 戦争革命(1)_Embers/第10話 戦争革命(2)_Betrayal/第11話 戦争革命(3)_Trauma/第12話 戦争革命(4)_Invasion/おまけ
滅亡した星に新たな文明を芽吹かせるため、長い眠りから目を覚ました女神アルテシア。ここから彼女の惑星創世記が始まる…はずだったが、目覚めたそこは一面の氷河期、まだ生物が誕生するような環境ではなかった。仕方がないのでそこから待つこと40万年、ようやく生命が誕生し、目覚めてから初めて人間(ネアンデルタール人)と出会う彼女であったが、40万年という年月を待たされたことより彼女はほとんど破れかぶれな性格になっていた… という壮大なようで全然壮大じゃないところから始まる、原始人たちと女神アルテシアの創世記系コメディ。40万年待つ間にいろんな(主にやさぐれ方面の)人間的感情を覚えてしまったアルテシアが、その感情のままに原始人たちの社会にガンガン介入していく様が爽快。また、知能の低い原始人に対してアルテシアが基本的に優位な位置に立ってるんだけど、ナレーションの吹き出しがメタ視点でアルテシアにキレのあるツッコミを入れてくれるので、読者側のガードも下がって難しいことは考えずに気楽に笑えばいい作品として読める。 1巻まで読了