あらすじ閉鎖的でよそ者を拒絶するくせに、一度信用すると決して疑うことをしない、間抜けなこの街と住人が嫌いだ。退屈な街で刺激を求める達二の欲求は「破壊」に向かう。セミの羽をむしり、自分の家族を壊した達二。そんな彼の最近の興味は、茂次郎とのりおの「特別な関係」―――。