あらすじ舞台は、様々な思惑渦巻く放射性廃棄物処理場“オンカロ”へ――。セイゾウを追いその地下へ忍び込む公安・炉木。一方、地上で銃撃を受ける並河。そして典明は、遂に因縁の父と対峙する!! 国家規模の陰謀のなか、誰もが“恐怖”に躍らされているのか。暴走最高潮、バイオレンス・ノワール最終巻!
脳みその恐怖を感じる部分をアミグダラというらしいです。人間の恐怖感情を誘発させる鉱物があり、それを使って残忍な事件を次々と起こさせる犯人がいる。犯行動機は一体何なのか…?自分的に分りやすくあらすじを説明するとこうなるんですが、関西の田舎町が原子力発電所の廃棄物処理場に選ばれたところから物語が始まってたり、割とストーリー構造としては複雑です。でも読みにくいとかはないですね。サスペンスものとしては絵の迫力が物足りない気もしますが、残酷なシーンも多いのでこれ以上怖かったら読むのやめてたかも。主人公が善人になり切らないラストが特によかった。