あらすじ連続する凶悪事件を追いつつも後手に回る公安・並河と炉木。正義の刑事だった並河の恋人までもがタガを外され、“魂の戦士”と呼ばれる奴らが跋扈する!! そして典明は放射性廃棄物の最終処分場「オンカロ」で出会った自称ジャーナリストの男らと暴行動画を配信するなか、国家規模の謀略に足を踏み入れ――!? 暴走の渦が日常を侵すバイオレンス・ノワール、第3巻!
脳みその恐怖を感じる部分をアミグダラというらしいです。人間の恐怖感情を誘発させる鉱物があり、それを使って残忍な事件を次々と起こさせる犯人がいる。犯行動機は一体何なのか…?自分的に分りやすくあらすじを説明するとこうなるんですが、関西の田舎町が原子力発電所の廃棄物処理場に選ばれたところから物語が始まってたり、割とストーリー構造としては複雑です。でも読みにくいとかはないですね。サスペンスものとしては絵の迫力が物足りない気もしますが、残酷なシーンも多いのでこれ以上怖かったら読むのやめてたかも。主人公が善人になり切らないラストが特によかった。