あらすじ三途の川のほとりに立つ宿に時折訪れる幼児がいた。宿では暖炉にあたらせゆっくり遊ばせる。その子は苛烈な虐待をされているようだが・・・。三途の川のほとりにある小さな宿屋の物語集「冥界ホテル」の第4話です。オールカラー漫画全30ページ
冥界へ旅立つ直前の魂が宿泊するホテルに相応しい、丁寧で落ち着いた作画やと描写、構図がまず素晴らしいと思います。コマ割りも非常にオーソドックスで、そのことが逆に静謐で深みのある、ある種スピリチュアルな表現を可能にしていると言えますね。単純な活劇以上の、より高度な表現を求める人々の鑑賞にも耐え得る素晴らしい作品です。