あらすじとんぼが以前、空飛ぶ竹とんぼを作ったことを聞き付けた老人が、からくり人形の制作を頼んできた。しかし単なる玩具ではなく、等身大の“からくり女郎”だ。30年前に身請け直前で急死してしまった遊女が忘れられず、死ぬ前にせめて一日、愛した女と暮らしたいというのだが、床入りもできる人形など作れるのか!?玩具だけではなく、とんぼによる吉原のツケ取りにも、人の心にも“からくり”が隠された、痛快人情時代劇!!