あらすじ座敷に上がっても一度も床入りをしない男がいた。色男が女も抱かずになぜ吉原で遊ぶのか?呉服屋・越後屋の若旦那だという男が、自らとんぼを訪ねて借金の取り立て時間や方法をとんぼに指示するが、その真意とは!?時が移り年の瀬、とんぼを頼ってきた伊勢屋の若旦那は、吉原の飯炊き老婆が実母ではないかと疑う。とんぼが真意を確かめるが……。江戸市井の人々の、粋(いき)で洒落た親子の愛の物語!