あらすじ

大口融資先である道央リゾートの倒産が秒読みとなり、共倒れを噂される雪国銀行。それに伴い、金融庁から親密行であるあおぞら銀行に対し、雪国銀行への資本注入の要請が…。だが再生銀行として進むべき道を模索する野崎は、独自の大胆な救済策を打ち出し……!?
頭取 野崎修平(1)

あおぞら銀行の国有化から2年。未だ再生の兆しが見えない中、かつて監査役として厳正な態度で銀行の闇を晒した野崎修平が、同行の頭取に就任。成果主義やリストラで士気を失った行員たちの自信と誇りを回復し、社会に貢献する銀行作りを目指し、改革を始める!!

頭取 野崎修平(2)

大口融資先である道央リゾートの倒産が秒読みとなり、共倒れを噂される雪国銀行。それに伴い、金融庁から親密行であるあおぞら銀行に対し、雪国銀行への資本注入の要請が…。だが再生銀行として進むべき道を模索する野崎は、独自の大胆な救済策を打ち出し……!?

頭取 野崎修平(3)

道央リゾート再生計画案をめぐり、あおぞら銀行側と、企業再生ファンドJ&Fパートナーズが全面対決。最小限の投資で地元の特性を生かすあおぞら案と、超一流リゾートへの変貌を狙うJ&F案。採択案は果たして…!? その頃、行内では野崎追い落とし計画が…!?

頭取 野崎修平(4)

合併によりメガバンクになることの無意味さを、一貫して標榜する野崎。だが行内では、生き残りの道として合併への気運が高まりクーデターの動きも…。その首謀者は野崎の腹心の部下である森島専務。元頭取の息子・京極取締役の扇動もあり、合併工作は加速するが!?

頭取 野崎修平(5)

ついに取締役会で合併問題決着の時が。野崎に反旗を翻した森島専務率いる合併推進派が圧倒的優位に立ち、野崎の解任動議が支持されそうな情勢で、野崎が取った唯一絶対の対抗策とは…!? 一方、諸々の問題を抱える行内では、異色の役員採用が物議をかもして…!?

頭取 野崎修平(6)

再建に向け大胆な収益増計画を打ち出したあおぞら銀行。だが最大の不良債権先である鈴木商事に新たな火種が。鈴木商事が手掛ける都市再生計画「アラカワ・パワープロジェクト」の敷地が土壌汚染されているという情報を掴んだフィクサー・海藤が、鈴木商事に対し情報の買い取りを要求し!?

頭取 野崎修平(7)

アラカワ・パワープロジェクトの土壌汚染問題で、フィクサー・海藤から執拗な脅しを受ける鈴木商事の担当者たち。さらに海藤はメインバンクがあおぞら銀行であることを知り野崎にも脅しをかけてきた。野崎は正面から戦う姿勢を示し、鈴木商事に対しても早急に検査に入る要請を出し!?

頭取 野崎修平(8)

金融庁の検査に対して、不良債権先に関する重要資料提出の期限が迫る中、副頭取・森島による隠蔽工作の証拠を掴んだ野崎。盟友・森島に対して最終決断を下す時が! 一方、フィクサー・海藤が忽然と闇に潜伏。それと同時に本格的な復讐が始まり野崎の身にも危険が!?

頭取 野崎修平(9)

あおぞら銀行の不良債権が確定。存続は極めて困難な状況に。そして早くも受け入れ先として外資系ファンド、メガバンク、さらに新たな政府系銀行の名が挙がる。あおぞらを巡りそれぞれの思惑が交錯する中、生き残りを諦めずに戦う野崎に海藤の魔の手が忍び寄り!?

頭取 野崎修平(10)

金融庁があおぞら銀行の債務超過を公表しようとする一方、野崎は行内に特命チームを発足させ国と戦う決意を固める。周辺に様々な波紋が広がる中、闇に潜伏していた海藤が思いも寄らぬ奇襲を画策。果たしてあおぞら、そして野崎の運命は!? 遂に緊迫のフィナーレ!!