「ライオンキングは許せても、田中圭一は許せません!!」 手塚るみ子 (怒手塚◯虫、藤子不◯雄、永井◯、さらに西原理◯子に宮◯駿……マンガ・アニメ界の偉人たちが、田中圭一に憑依した!! (ような気が)。リスペクトとかオマージュとか、そういう都合のいい言葉をフルに活用した現代の奇書が、増補&アップグレード版で登場です。 【旧版『神罰』からの変更点】・『ジャングル小帝』を収録しました(手塚プロ公認)。・『おめまんが田中くん』を収録しました。・『ミサコの泉』を収録しました(描き下ろし)。・『さらにミサコの泉』を収録しました(描き下ろし)。・『見たか!! 少女の戦車隊』を収録しました(描き下ろし)。・『神罰のあとさき』を収録しました(描き下ろし)。・『トクラ1』の作画を向上させました。・『トクラ2』の作画を向上させました。・『トクラ3』の作画を向上させました。・『りる★ドラゴン』の作画を向上させました。・カバー裏のネタを更新しました。・カバーの配色を恐る恐る変更しました。・著者紹介をアップデートしました。・細かい不具合や誤植を修正しました。
まさに禁じ手。でも誰も真似できない真似。『デビルマン』や『ワイルド7』などのトリビュート作やオマージュはありますが、それはあくまで描き手の画風での作品。こちらは手塚治虫画風、というより絵の完璧コピーでオリジナルをやるという、日本漫画界の歴史の中でも他に類を見ない画期的な作品なのです。などと大仰に書いてみましたが、中身はそうとうお下劣。このあたりの感覚は、手塚コピーに転向する前の話題作「ドクター秩父山」を彷彿とさせるものがあります。というかいつもそうか。巻頭の間黒男とロックがエロゲーを攻略する話以外は、まったく手塚キャラは出てきませんが、まあ、それは内容が内容だけに配慮しているのでしょう。ちなみに昔の画風や本宮ひろ志、福本伸行のパロディもあり、2巻はほぼ昔の画風の短編が収録されています。しかし、これを読んで再確認したのは、手塚女性キャラというのはかなりエロ要素がある、ってこと。この内容で有名キャラを…って思ってると神罰が下りますかねぇ。