あらすじ

錯綜する情報、暗躍する策士たち……。徳川と豊臣の戦いは避けようもなく、その火ぶたが切って落とされるのは時間の問題であった。迫り来る合戦に騒然とする大坂と、落ち着き払った駿府の城下。家康がいよいよ腰を上げたことを幸村に伝えるべく、霧隠才蔵は急ぎ駿府を後にした!!
真田十勇士 1巻

真田幸村に忠誠を誓う忍者・猿飛佐助。家康によって九度山に配流された幸村が再び立ち上がるそのために、佐助は幸村の手足となる十勇士を探し出す旅に出る!誰よりも優れた身体能力を持つ佐助が諸国漫遊、猛者を集めに時速四十キロで駆け巡る!!

真田十勇士 2巻

佐助に勝るとも劣らない忍術使いの達人・霧隠才蔵。二人の男は、月が妖しく照らしだす妖怪城で相まみえる。佐助は才蔵の強さにほれ込み、十勇士としてどうしても手に入れたくなった。そこで忍術の奥義を競う、ある勝負を持ちかける!!

真田十勇士 3巻

十勇士のうち四名が揃った佐助たち一行は、思いがけず、家康暗殺の好機を得る。主君・幸村からの指図を受けぬまま暗殺を断行することに多少の不安を感じる佐助であったが、家康の首を討ち落とすことはこの上ない功名となる。決行の期日は明日。果たして…!?

真田十勇士 4巻

いよいよ十勇士のうち九人が顔を揃えた。時代は急速に変化を遂げ、合戦では鉄砲が威力を発揮するようになっていた。そこで佐助は十勇士最後の一人には鉄砲の遣い手をと考え、各地を探し回る。京都にたどり着いた佐助は望月六郎という鉄砲の達人がいるとの情報を得る…。

真田十勇士 5巻

猿飛佐助は海野六郎とともに、密書を届けるため、九州へと向かった。薩摩国へ入ったところで二人は不穏な気配を察知する。後をつけてきたのはおそるべき天眼力術の使い手・木村天鬼と天の網の使い手・草刈天竜であった!張りつめた空気の中、前代未聞の死闘が幕を開けた!!

真田十勇士 6巻

錯綜する情報、暗躍する策士たち……。徳川と豊臣の戦いは避けようもなく、その火ぶたが切って落とされるのは時間の問題であった。迫り来る合戦に騒然とする大坂と、落ち着き払った駿府の城下。家康がいよいよ腰を上げたことを幸村に伝えるべく、霧隠才蔵は急ぎ駿府を後にした!!

真田十勇士 7巻

真田幸村の築いた出城「真田丸」。そこで敵を挑発し続け、切り崩すときを待つ男たちがいた!主君に忠誠を誓った十勇士と六千の軍勢――。男たちの熱き想いが込められた冬の陣、最大の攻防・「真田丸の戦い」がついに幕を開ける!!

真田十勇士 8巻

徳川家康の首級ただ一つを狙い、真田幸村、そして十勇士たちは最後の戦場へ向かう―。戦国伝奇浪漫の傑作、ここに完結!漢たちの壮絶な生き様を見よ!