あらすじ

それぞれの音を求める、本格弦楽物語! 久保提凛音は、“自分の音”を探す少女。かつては天才ヴァイオリニストと呼ばれ10歳にしてプロオーケストラと共演するなど華々しい道を進んでいたのだけど、音を見失いステージに立てなくなって母親の故郷である田舎町に逃れてきた。朝倉てんは、“母の音”を探す少年。山奥でちょっと偏屈な祖父と2人で暮らしていて学校を欠席しがち。周りからは距離を置かれている。誰も知らないけど、てんは繊細に音を聴きわける“特別な耳”を持っていて、その耳で亡き母の音を探している。そんな、あまりに育ってきた環境が違う2人が田舎町で出会う。凛音が奏でるヴァイオリンの音に、母の音を見つけたてん。その音に惹かれ、音を奏でる凛音に惹かれ、自らもその音を出すことを願ったてんはヴァイオリンを手にすることに。天才と呼ばれた少女と、ド素人の少年。2人の2挺のヴァイオリンは、どんなハーモニーを響かせるのか? “弓使い=ボウイング”が導く本格弦楽ジュブナイル、注目の第2巻!
Bowing! ボウイング 1巻

本格弦楽ジュブナイル、演奏開始!! ジュニアコンクールでの優勝、10歳にしてヴァイオリニストとしてデビューと幼くして「天才」と称えられた久保提凛音(くぼてりお)。将来を約束されたかに思われた彼女の演奏家人生は、しかし中学一年生にして行き詰まってしまう。自分の“音”に迷いを抱え、ついにはステージ恐怖症となり都会の空気が合わない身体になってしまった凛音は、母親の故郷である田舎町に逃れることになる…… その地で彼女が出会った少年・朝倉てんは、特別な“耳”を持ち、亡くなった母親の“音”を探している少年だった。自分の音を見失ったヴァイオリニスト少女と、母親の音を探す楽器素人天然素材少年。2人が出会ったとき、田舎町の高き空にハーモニーが響き出す! ボーイミーツガール、弦楽青春ストーリーここに開幕!!

Bowing! ボウイング 2巻

それぞれの音を求める、本格弦楽物語! 久保提凛音は、“自分の音”を探す少女。かつては天才ヴァイオリニストと呼ばれ10歳にしてプロオーケストラと共演するなど華々しい道を進んでいたのだけど、音を見失いステージに立てなくなって母親の故郷である田舎町に逃れてきた。朝倉てんは、“母の音”を探す少年。山奥でちょっと偏屈な祖父と2人で暮らしていて学校を欠席しがち。周りからは距離を置かれている。誰も知らないけど、てんは繊細に音を聴きわける“特別な耳”を持っていて、その耳で亡き母の音を探している。そんな、あまりに育ってきた環境が違う2人が田舎町で出会う。凛音が奏でるヴァイオリンの音に、母の音を見つけたてん。その音に惹かれ、音を奏でる凛音に惹かれ、自らもその音を出すことを願ったてんはヴァイオリンを手にすることに。天才と呼ばれた少女と、ド素人の少年。2人の2挺のヴァイオリンは、どんなハーモニーを響かせるのか? “弓使い=ボウイング”が導く本格弦楽ジュブナイル、注目の第2巻!

Bowing! ボウイング 3巻

人生模様色々4人で、カルテット始動!? 片田舎の町で、弦楽器の調べが引き合わせた4人の人物。10歳にしてプロデビューするも、絶賛スランプ中のヴァイオリニスト、中学1年生にして“元”天才の久保提凛音。同じく中学1年生。亡き母親の“音”を探し続けている楽器は素人だけど特別な耳を持つ、天然素材少年の朝倉てん。田舎町の中学校で退屈音楽講師として過ごしていたけど、凛音とてんとの出会いにより、ヴィオリストとしての“何か”が騒ぎ始め、弦楽部の創設に踏み切った小野田純平。そんな純平の大学時代の家庭教師先の家の子で、音楽エリート一家で窮屈に育ったせいかちょっと偏屈な雰囲気まとう高校生チェリスト・五条雪人。色々デコボコチグハグな4人がカルテットを組むというのだけど、コトはそう簡単に運ぶワケもなく…… 彼女彼らが美しいハーモニーを響かせる日はやってくるのか―――!!? 四挺の弦楽器が、田舎町の日々を彩る! “弓使い”が心に響く、本格弦楽ストーリー第3巻!!

Bowing! ボウイング 4巻

【四挺の弦楽器と四人の弾き手の絆の物語】カルテット結成を懸けて天然素材奏者・朝倉てんが挑んだ桃木プロジェクトのオーディション。挑む課題曲はバッハのバイオリン協奏曲第1番。出だしは上々。だが、てんは彼の特質である“耳の良さ”が災いして演奏を止めるという致命的なミスをおかしてしまう。もはや、オーディション合格は絶望的な状況に……… そして惑いを抱える“元”天才少女・久保提凛音の元には、ソリストとしてステージ復帰という思いがけぬチャンスが舞い込んで来て…!? 一度は奇蹟のようなハーモニーを奏でた4人。片田舎の町で出会った彼らのカルテット結成という夢も、もはやここまでか…? 本格弦楽物語、人生を動かす第4巻!!

Bowing! ボウイング 5巻

★弦楽四重奏物語、ここに完結。元天才少女・久保提凛音と自然に育まれた天然素材・朝倉てんのヴァイオリニスト2人。そんな2人が通う中学校の音楽講師でヴィオリストの小野田純平。そして、音楽エリート一家の出身ながら、そんな環境に閉塞感を感じているチェリストの五条雪人。そんな四人が田舎町で組んだカルテット。国芸祭でのステージデビューを目指して、四人の音は重なり走り始める。だけどそんな最中、四人の足並みを乱す出来事が起きてしまい…… 迫る国芸祭当日。四人のハーモニーの行方は、果たして……!? 心あたたまる弦楽四重奏物語、最終巻!!

Bowing! ボウイング

どこか懐かしい雰囲気がたまりません! #1巻応援

Bowing! ボウイング きゅっきゅぽん
せのおです( ˘ω˘ )
せのおです( ˘ω˘ )

とても懐かしい感じがたまらない空気感の漫画でした! 舞台の田舎が、「夏休みにおじいちゃん家に来た」かのような景色が、私の心をくすぐってしまいます。笑 良い意味で、児童向けの漫画を読んでいるような感覚で、 でもものすごく感情と音が溢れている、表現力が素晴らしい作品でした! 全ての景色と言葉が、中学生の目線で語られていて、 それでもその素直な感情が、腐った大人になっちまった自分にもすごく響いてきます。笑 主人公の朝倉てん君が、すっごく初々しいくて可愛いんです!! 中学校一年生なのですが、ついこの間まで小学生だった年頃がそのまんまキャラクター性に表れていて可愛らしいんですが、 そこが今後、音楽を通じてどう成長していくのか楽しみです。 もう一人の主人公、都会から引っ越してきた表紙の女の子、りおちゃんも魅力的な人物です。 都会から田舎にやってきたちょっと強気な性格が、舞台の田舎とのギャップになっていて、そこがより作品の雰囲気を引き出しています。 「天才肌」なタイプのキャラクターではなく、年相応で素直な性格の2人に、目が離せないです。 続刊楽しみにしています!!