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銀座一の鮨店にひとり現れた少女が握りの技で職人を打ち負かした…。そんな「辻斬り」の噂を聞きつけグルメ記者の高野は真相解明に乗り出す。ようやくたどり着いた先は、下町の小さな鮨店。そこには天才職人・海棠きららがいた…。
新天地での修業を祖父に命じられ、きららは一路、佐賀県・唐津市へ向かった。かつて九州一と謳われた「辰巳ずし」の門を叩いたものの、店は存亡の危機に立たされていた。窮地を救うべく、つけ場に立つことを決意したきららだが……!?
九州一の名店「辰巳ずし」を再建すべく試行錯誤を始めた海棠きらら。だが、回転寿司「すし慶太」のオーナー・坂巻慶太が、その行く手に立ちはだかる。江戸前の伝統を受け継ぐきららと、謎多き革命児・坂巻との、運命の出会い…。それは、鮨の世界の常識を揺るがす大きな流れの前触れだった！
海棠きららの後を追い東京へ姿を現した坂巻慶太。きららを挑発するかのごとく坂巻は銀座の名店を公然と「辻斬り」し一躍、メディアの寵児と化す。ついにはテレビを通じ、鮨職人の実力を競うトーナメント戦をぶち上げた！ 一方のきららは、伝説の老職人のもとで新たな修業に入っていたが…!?
前代未聞の大イベント『スシバトル21』。坂巻慶太が仕掛けたこのトーナメント戦に海棠きららもついに参戦を決意。いずれ劣らぬ猛者達とともに鮨職人の頂点を競う。勝負は第1回戦から、実力のみが物を言う波瀾含みの展開!! 鮨界の序列と常識とを根底から揺るがす下剋上の時代が幕を開けた!!
超一流の鮨職人が集結した『スシバトル21』。トーナメント第1回戦では、坂巻慶太、神原朱雀、タッド松岡といった新興勢力が銀座の老舗勢を下し、第2回戦進出を決めた。そしてついに第1回戦の最終試合、海棠きららVS北邑美和の女流対決へ。江戸前の伝統技法を駆使し、1カン目の勝負を制したきらら。しかし2カン目、北邑が驚くべき底力を見せる。緊迫する勝負の行方は…!?
空前の盛り上がりを見せる『スシバトル21』。いよいよトーナメント第2回戦が始まった。Aブロック第1試合では、神原朱雀が早々に勝利を収めた後、ついに坂巻慶太の第2試合へ。対する相手は、銀座老舗連合の密命を受け、急遽出場を決めた謎の刺客・里見新一郎。“スシサイボーグ”の異名をとる強豪を、坂巻はいかなる手で迎え撃つのか…!? 一方、Bブロックの第2回戦出場を数日後に控えたきららは、太巻き修業の追い込みに入る。きららは激戦を勝ち抜くことが出来るか…!?
白熱一途の『スシバトル21』!! トーナメント第2回戦では、坂巻慶太、神原朱雀、永田龍児らがすでに勝ち上がり準決勝進出への残り枠はあと一つ。注目高まる最終戦、タッド松岡と海棠きららの生き残りを懸けた大勝負が始まった。巻き物対決となった1カン目、まずはタッドが気迫の1勝を挙げ、一気に流れを引き寄せる。変幻自在のロールズシを駆使するタッドに対し江戸前の伝統を背負うきららはいかなる鮨で反撃に臨むのか…!?
ついに『スシバトル21』準決勝へ突入!! まずは第1試合、“革命児”坂巻慶太と“絶対味覚を持つ男”神原朱雀という誰もが認める実力者同士の大一番!! 2カン連勝で勝者が決まるサドンデスルールで行われるこの準決勝、手に汗握る熱戦に会場は興奮の坩堝と化す。第2試合での“龍神伝説”永田龍児との対戦を控えたきららも、両雄の熾烈な闘いを固唾を飲んで見守るばかり。坂巻か？ 朱雀か？ 双方一歩も譲らぬ驚愕の試合展開が続く!!
一進一退の激しい攻防を繰り返す『スシバトル21』準決勝、第1試合。“革命児”坂巻慶太が力でねじ伏せるのか。“絶対味覚”神原朱雀が妙技で逆を取るのか。予断を許さぬ美味の応酬が続く中、ついに雌雄を決する決定的瞬間が訪れる!! そして注目の第2試合、海棠きららの相手は“龍神伝説”の異名を取る謎の人物・永田龍児。きららと永田とを結ぶ奇なる運命とは!? そして因縁の勝負の行方は……!!
興奮冷めやらぬ『スシバトル21』準決勝!! 第1試合では、坂巻慶太が決勝進出を決めいよいよ第2試合、海棠きららと永田龍児の大一番が幕を開けた!! 極上のマダイ1尾を使い尽くす「タイ尽くし」で勝負を挑んできた永田に対し、きららは江戸前の仕事を駆使して応戦。“龍神伝説”の異名を取る謎の職人・永田の恐るべき実力が次々と明らかになる中、苦戦を凌いで来たきららにアクシデントが…!?
海棠きららと坂巻慶太の一騎打ち!! バトルの聖地・巌流島の特設スタジアムにおいて、『スシバトル21』決勝戦がついに開幕の瞬間を迎えた。審査員は、ミッシェル・マシュラン氏、篁舜光翁、英公子女史のメンバーに、グルメ記者の高野有樹が加わり4人体制へ。解説者には“絶対味覚”神原朱雀が起用された。5カン先取した方が優勝となるこの決勝戦、鮨界の頂点を極めるのは、きららか、坂巻か!?
『スシバトル21』決勝戦開幕!! バトルの聖地・巌流島を舞台にきららと坂巻との熾烈な闘いが始まった。両者が同じテーマのタネを握り、先に5カン分の勝利を収めた方が優勝となるこの決勝戦。緒戦の「光り物対決」「エビ対決」では坂巻が圧倒的な力量を見せ、余裕の先勝。次なる「タコ対決」、きららは先攻後攻の入れ替えを願い出て、必勝を期すが…!?
熱狂の渦に包まれた鮨戦争決勝巌流島!! 5カン先勝で優勝となるこの勝負、「光り物」「エビ」「タコ」と続いた緒戦で、きららはまさかの3連敗を喫した。坂巻の実力に圧倒される一方のきららだが次なる「白身対決」ではどうにか引き分け、「白身」の再試合へ持ち込んだ。先攻・坂巻は極上のホシガレイに勝負をかける。対するきららのタネはマツカワ。そして、驚くべき握り方を披露するのだった…!!
目が離せない鮨戦争決勝巌流島!! 5カン先勝で優勝となるこの勝負緒戦できららはまさかの3連敗を喫した。追い詰められたきららは、「白身対決」の引き分け再試合において、坂巻のお株を奪う「石塔返し」を披露!! ようやく初勝利を得た。続く「魚卵対決」「鉄火巻対決」と連勝を重ね3勝3敗1引き分けのタイに持ち込む。だが、続く「カニ対決」直前で、坂巻のサポートについた男を見て、きららは激しく動揺。その男は、かつてきららとその母を捨てた憎き父だったのだ…。
いよいよ大詰めを迎えた鮨戦争決勝戦!! 両者4勝4敗1引き分けのイーブンで最終決戦の幕が切って落とされた。勝負テーマは、なんと「ノンジャンル」。きららは江戸前の誇りをかけて「落ちハゼ」を選び、己の力の集大成とも言うべき渾身の“雷神返し”を披露した。対する坂巻は、右肘に爆弾を抱えつつも“雷神返し”の真髄を掴み、気力は十分。坂巻が最後に満を持して握るタネは!? そして、鮨の神が最後に微笑むのは…!? ◇特別読切“きららの仕事番外巨編” 「慶太の味」1編も同時収録!!
初期の鮨屋を再興させるものいいが途中から始まるスシバトル漫画の方が圧倒的に好き 一応主人公きららは「鮨の雷神」の曾孫で「鮨の龍神」の師匠を父に持つ凄腕の渡職人の娘であり「銀座の伝説の名店「松葉鮨」の職人に育てられ「鮨の鬼神」の弟子という鮨の申し子、通称「江戸前最後の遺伝子」というべき存在だがどうも影が薄い。 きららのライバルや師匠のほうがインパクトが強く スピンオフまで存在する石塔返しの坂巻/ジーニアス神原朱雀ことザク様/鮨の鬼神 秤谷小平治/鮨の龍神 小貝時宗 /鮨の雷神 海棠巳之吉 /スシサイボーグ 里見/ロールの魔術師 タッド松岡など個性が強すぎるライバルが多く登場する。 色々スシバトル漫画もありますが、他の違うのは握り方が大きな要素があるところです。各ライバルの必殺技のように独自の握り方を持っており、そこで大きく勝敗が決まる場合もあります。鮨を握っている最中に肘が砕けそうになったりや鮨が空中に浮く感じで握ったりとむちゃくちゃなところもすごいいい シャリ/魚介類の産地/鮮度/握りなどを基準にスシバトルが展開されるが一番興味深い判断としては「どちらが鮨の神に愛されているか？」という表現が出てきたりと全く飽きない またライバルだけではなく、主人公を追い続ける雑誌「グルマン」高野の魚介説明が詳しすぎるのも一見の価値があります。