あらすじ

遥か昔の倭の国にて、よろずの神々は人々の信仰のもとに在った。村を司る神・切風孫命神への生贄に選ばれた少女・妙(みよ)は、異能の力を持つ道士・小角(おづの)に命を助けられ、小角の弟子となった。超常なる力を持つ「神器」を求め、 各地の神を訪れる旅を続ける一行。すべては、あらゆる願いを叶えてくれるという、一言主(ひとことぬし)様に相見えるため――。”全天に通じる智”を司る神器とは?旅の途中で立ち寄った”都”で、妙に縁談話が!?俊英・鶴淵けんじが、古代神話にファンタジーやSFの視点を加えて描き出す、全く新しい“古代日本”。1・2巻同時刊行!『峠鬼』に登場の神々が活躍する前日譚、「太陽をおみやげに」も特別収録。
峠鬼 1

遥か昔の倭の国の、神代と人世のその間。神々が人間と共存していた時代。村を司る神・切風孫命神への生贄に選ばれた少女・妙(みよ)は、避けられぬ死に怯えていた。しかし、神と相対し対話する異能を持つ道士・小角(おづの)との出会いが、彼女を窮地から救い出す……!みなしごの少女と、壮麗の道士、そして鬼の少年。時代や次元さえも超越した、神々を巡る旅が始まる!俊英・鶴淵けんじが、古代神話にファンタジーやSFの視点を加えて描き出す、全く新しい“古代日本”像。特別小冊子「青騎士」に掲載され大きな注目を集め、ハルタ本誌での連載を獲得した話題作が、1・2巻同時刊行!

峠鬼 2

遥か昔の倭の国にて、よろずの神々は人々の信仰のもとに在った。村を司る神・切風孫命神への生贄に選ばれた少女・妙(みよ)は、異能の力を持つ道士・小角(おづの)に命を助けられ、小角の弟子となった。超常なる力を持つ「神器」を求め、 各地の神を訪れる旅を続ける一行。すべては、あらゆる願いを叶えてくれるという、一言主(ひとことぬし)様に相見えるため――。”全天に通じる智”を司る神器とは?旅の途中で立ち寄った”都”で、妙に縁談話が!?俊英・鶴淵けんじが、古代神話にファンタジーやSFの視点を加えて描き出す、全く新しい“古代日本”。1・2巻同時刊行!『峠鬼』に登場の神々が活躍する前日譚、「太陽をおみやげに」も特別収録。

峠鬼 3

いにしえの倭の国。まだ、よろずの神々が人々の信仰とともに在った時代――。道士・役 小角(えんの おづの)とその弟子、妙(みよ)と善(ぜん)は、各地の神々をめぐる旅をしていた。その目的は、あらゆる願いを叶えてくれる竜神・一言主(ひとことぬし)へまみえるため。一行は神々が持つ神器の力をお借りして、一言主が住まう山・葛城山への入山を目指すのであった……。今巻では、万象の大きさを自在に操る神や、時空の挟間に取り残された剛腕の神など、デザインの作り込まれた神々が登場。随所に織り込まれるSF的なギミックや重厚な読み応えで話題の古代倭国ファンタジー、待望の第3巻! おなじみ描きおろし「神器録」を含む、特厚224ページでお届けします。

峠鬼 4

あらゆる願いを叶えてくれる神・一言主(ひとことぬし)。彼女に再びまみえんと、葛城山を目指していた役小角(えんの・おづの)と善(ぜん)、妙(みよ)の三人。道中で小角は、かつて山頂の社で起きた悲劇を語る。美しく、慈愛に満ちた一言主は、何故隠遁に至ったのか?多くの嘆願者で賑わい、栄華を極めたかつての葛城山を、失楽へと至らしめた原因とは――?小角たちの旅の始まりが、いよいよ明かされる! 超解釈古代倭国神話、愛執極まる第4巻!おなじみ描きおろし「神器録」を含む、読み応えたっぷり224ページでお届けです。

峠鬼 5

葛城山の頂に、一言主(ひとことぬし)は居なかった――。あらゆる願いを叶えてくれる龍神・一言主を探して旅を続ける役小角とその弟子たち。手がかりを求め、出雲の大社を訪ねた一行は、大国主命(おおくにぬしのみこと)から助言を賜る。曰く、“天津神・月夜見命(つくよみのみこと)に会いにゆけ!”小角たちは無事に一言主のもとへと辿り着けるのか?ますます波瀾万丈の古代倭国巡礼譚、大増232ページの第5巻。人気サブキャラクター・東宮の過去を描く幕間も収録です。

峠鬼 6

月夜見命(つくよみのみこと)の力を借りて、一言主(ひとことぬし)のもとへと向かった役小角(えんの・おづの)一行。しかし、三者は散り散りに。善(ぜん)は月に、小角は近江の都に、そして妙(みよ)は宿敵・三世上人(さんせいしょうにん)のもとへと転送されてしまう!果たして善は一言主に願いを叶えてもらえるのか。小角は無事、三種の神器を東宮(あずまのみや)に届けられるのか。そして妙は、ふたたび生きて小角たちと会えるのか!?三人の旅は、大きな歴史のうねりに巻き込まれていく――。神々と人の想いを巡る架空歴史絵巻、緊張高まる第6巻!

峠鬼 7

三種の神器を送り届け、東宮を守り切った役小角(えんのおづの)一行たちのもとに、小角の師匠の陰謀を止めるため、ひと柱の神が派遣される。それは、神々の中でも最悪の問題児と名高い須佐之男(スサノオ)だった!圧倒的な益荒男ぶりで、求婚を迫る須佐之男に、妙(みよ)は誓約(うけい)で対峙することに――。権謀術数渦巻く倭国歴史ファンタジー、バトルアクション大増量の第7巻!