応仁の乱に端を発する混乱は、日本中に戦乱の嵐をもたらした。明日をも知れぬ下克上、戦国時代である。甲斐の若駒、大地に立てり。見つめる先はただ、天下。
若き日の武田晴信(のちの武田信玄)は、重臣たちにせまられ、父信虎を追放し、甲斐の新しい領主となった。天下統一を志す晴信は、隣国信濃攻略に着手する。まず諏訪上原城による諏訪頼重を自刃においこみ、諏訪の地を加えた。甲斐の虎、天地に吼える!!
強者たちがしのぎを削る、群雄割拠の戦国時代――武田晴信は諏訪を攻略、さらに信濃を版図に加えるべく進軍する。だが、そこには以後宿命のライバルとなる、天才・長尾景虎(後の上杉謙信)が立ちはだかる…!!
若き日の武田晴信は(のちの信玄)は父信虎を追放し、甲斐の新しい国主となる。晴信は、まず、隣国信濃攻略に着手し、次々と版図をひろげていく。信濃の背後、越後の地に長尾景虎(のちの上杉謙信)がいる。“両雄並び立たず”。晴信は、棒道をつくり、烽火台をつくって、軍備おこたらず、近い将来の長尾景虎との対決にそなえる。さらに、晴信は御仏の弟子となり、御仏をも、わが味方につけんがため、出家薙髮して、信玄の法名を受ける。すべて天下統一して、天下人たらんとする大望のゆえである。
戦国の行方は如何に川中島で上杉、駿府で北条を破り、今や向かう所敵なしの信玄。信玄はついに待望の“海”を手に入れる!!
織田信長上洛の一報により時代は大きく揺れる。信長を追い、信玄も大軍を率い西上を開始…!!歴史大河劇が、ついに完結!!天下は誰の手に!!
大河ドラマにもなった新田次郎さんの小説のコミカライズ版です。小説も読了済み、大河ドラマも鑑賞済みです。 さらにこれはかなりレアな珍事だと思うのですが、同じ原作小説を元にして、横山光輝先生もコミカライズ版を描かれてます!!! https://manba.co.jp/boards/72183 横山先生とさいとうプロという二大巨匠が同一原作で競作という珍しい事態となっています。 比較しながら読んでみると、両先生とも原作を取捨しながら、厚く書くところとさっぱりスルーするところのメリハリをされているのですが、その取捨選択が違くて興味深いです。 このさいとうプロ版は、どちらかというと戦のシーンや性的なシーンが豊富で、刺激的な大人のマンガという感じがします。 よく横山先生の作品が登場人物の区別がつかないなどと揶揄されますが、こちらのさいとうプロ版でも頻出する武田重臣すら区別がつきにくいので、登場人物が多い歴史物は難しいんだなと感じました。 個人的には横山版の方が楽しめましたが、これは多分人によると思います。
大河ドラマにもなった新田次郎さんの小説のコミカライズ版です。小説も読了済み、大河ドラマも鑑賞済みです。 さらにこれはかなりレアな珍事だと思うのですが、同じ原作小説を元にして、横山光輝先生もコミカライズ版を描かれてます!!! https://manba.co.jp/boards/72183 横山先生とさいとうプロという二大巨匠が同一原作で競作という珍しい事態となっています。 比較しながら読んでみると、両先生とも原作を取捨しながら、厚く書くところとさっぱりスルーするところのメリハリをされているのですが、その取捨選択が違くて興味深いです。 このさいとうプロ版は、どちらかというと戦のシーンや性的なシーンが豊富で、刺激的な大人のマンガという感じがします。 よく横山先生の作品が登場人物の区別がつかないなどと揶揄されますが、こちらのさいとうプロ版でも頻出する武田重臣すら区別がつきにくいので、登場人物が多い歴史物は難しいんだなと感じました。 個人的には横山版の方が楽しめましたが、これは多分人によると思います。