あらすじ

先代組長の実子・修次(しゅうじ)が久須本組に戻り、反光和会組織の福岡親睦会を結成する。久須本組の猛攻を見て、福岡長老会も親睦会の参加を表明して、形勢は久須本組に有利に動き始める。そして修次に頼まれて、広中(ひろなか)の家族へ詫びを入れに行った昌也(まさや)は、広中が組を裏切った真相を知って大磯組を叩き潰す決意を……!?
修羅がゆく 1巻

組長殺しの汚名を着せられた男・本郷流一(ほんごう・りゅういち)が、宿敵・伊能政治(いのう・せいじ)を倒すために突き進む修羅の道を描いた任侠コミック!実の親のように慕っていた岸田組組長・岸田巌(きしだ・いわお)が心臓発作で倒れたと聞いて、見舞いに行った本郷の前には刺殺された岸田が!それは跡目を継ぐために伊能が仕掛けた策略であり、嵌められた本郷は組長殺しの汚名を着せられて……!?

修羅がゆく 2巻

岸田組長殺しの汚名を着せられた本郷流一(ほんごう・りゅういち)は、岸田組から追われながらも、組長を殺した真の敵・伊能政治(いのう・せいじ)をつけ狙う。そして本郷は、岸田組長の兄貴分であった極道・久須本(くすもと)に真実を伝えるために、若頭・徳丸(とくまる)を九州へ行かせる。しかし伊能もまた、腹心の黒田(くろだ)を久須本の元へ送っていた…。

修羅がゆく 3巻

組長殺しの汚名を着せられた本郷流一(ほんごう・りゅういち)は、伊能政治(いのう・せいじ)によって首に賞金をかけられ、極道以外の人間からも襲われてしまう。そして本郷は不良学生から腹を刺されて瀕死になるが、通りすがりのフィリピン人女性・ローザに救われる。しかし女衒の工藤が、賞金首の本郷だと気づいて……!?

修羅がゆく 4巻

検事・中堂(なかどう)は、脱税の一斉検挙で光和会をつぶそうと画策していた。しかし伊能政治(いのう・せいじ)により国税調査官・神田(かんだ)が買収されてしまい、計画は頓挫する。その功績を認められて光和会本部長に任命された伊能に、復讐の炎を燃やす中堂は、本郷組の小溝(こみぞ)から伊能を倒す方法を教えられて……!?

修羅がゆく 5巻

組長殺しの汚名を着せられた本郷流一(ほんごう・りゅういち)は、無実を証明できる目撃者・静江(しずえ)とともに、大阪の光和会本部へと向かう。組長を殺した張本人である伊能政治(いのう・せいじ)は、本郷達を新幹線の中で抹殺しようとするが失敗する。窮地に立たされた伊能は、本郷の愛人・渚(なぎさ)を人質にして取引を……!?

修羅がゆく 6巻

組長殺しの汚名を晴らした本郷流一(ほんごう・りゅういち)は、どこの系列にも属さない本郷組を立ち上げる。伊豆・大浜では、光和会の鉄砲玉として送られた火野組と、山城組と舎弟の盃を交わした大浜一家との抗争が激化していた。大浜を手に入れたい本郷は、火野組組長を殺して山城組の西条(さいじょう)に会いに行くが……!?

修羅がゆく 7巻

どこの系列にも属さない本郷組を立ち上げた本郷流一(ほんごう・りゅういち)は、大浜に組事務所を構える。しかし本郷組を叩き潰すために団結した「伊豆連合」は、一色(いっしき)を鉄砲玉として放つ。そして任務に失敗した一色は自決するが命を取り止め、看病をする本郷の男気に触れて、堂島組へ盃を叩き返す決意をするのだが……!?

修羅がゆく 8巻

大浜市の祝典に出席する本郷流一(ほんごう・りゅういち)を狙って、攻め込んだ伊豆連合だったが、それは本郷の立てた策略であり、返り討ちに遭ってしまう。残るは堂島組を倒すだけであったが、伊能政治(いのう・せいじ)が堂島組について、岸田組八百人を加勢させる。形勢は逆転し、窮地に立たされた本郷は正面から討って出ようとするが……!?

修羅がゆく 9巻

新宿歌舞伎町へと乗り込んだ本郷流一(ほんごう・りゅういち)と、兄弟分だった京本錠児(きょうもと・じょうじ)との抗争は激化の一途をたどる。本郷と京本、それぞれが潜伏するアジトを探す中、京本組組員・タカシは何者かにより本郷組の隠れ家を知らされる。単身で乗り込んだタカシは、シャワーを浴びる本郷に銃口を向けるのだが……!?

修羅がゆく 10巻

関東木曜会入りを断った本郷流一(ほんごう・りゅういち)。メンツを潰されて示しがつかないと考えた山城組の横地(よこち)は、山城組組長・渋沢(しぶさわ)の葬儀に乗じて、本郷を葬ろうと計画する。そして葬儀に参加した本郷は京本(きょうもと)たちと離れて、若頭・西条(さいじょう)の元に連れて行かれるのだが……!?

修羅がゆく 11巻

帝王グループ会長・戸村万作(とむら・まんさく)に頼まれて、無法地帯の新宿純愛横町を手に入れようとする本郷流一(ほんごう・りゅういち)だったが、宿敵・伊能政治(いのう・せいじ)もまた純愛横町を狙っていた。そこで伊能は、邪魔になる光和会会長・大門(だいもん)を水谷(みずたに)に殺させて、若頭・坂巻(さかまき)を嵌めて……!?

修羅がゆく 12巻

光和会との死闘の末に、新宿純愛横町を支配下に入れた本郷流一(ほんごう・りゅういち)は、帝王グループ会長・戸村(とむら)からの資金的援助をとりつける。一方、本郷を潰そうとして失態を演じた伊能政治(いのう・せいじ)は、クーデターを企む光和会幹部・内藤(ないとう)から、最高幹部会で光和会会長としての責任を追及されるが……!?

修羅がゆく 13巻

帝都大学を首席で卒業したエリート・竜崎(りゅうざき)は、本郷組で働きたいと懇願するが、本郷流一(ほんごう・りゅういち)から拒絶される。そこで竜崎は男を見せようと、本郷を狙ったヒットマンがいる天嵐会に潜入して、会長のいるアジトへ連れて行かれる。そして会長の娘・絵里(えり)の家庭教師をすることになった竜崎だったが……!?

修羅がゆく 14巻

仁王会の岩崎(いわさき)に騙されて、同僚を惨殺した犯人が本郷流一(ほんごう・りゅういち)だと思い込んだ刑事・鬼塚(おにづか)は、本郷組を襲撃して一色(いっしき)を殺害する。そして次のターゲットとして徳丸(とくまる)をつけ狙う鬼塚は、徳丸に心を寄せる新入りホステス・有紀(ゆき)を拉致して、徳丸を呼び出すのだが……!?

修羅がゆく 15巻

同僚を惨殺した犯人が本郷流一(ほんごう・りゅういち)だと思い込んだ刑事・鬼塚(おにづか)は、決死の覚悟で本郷のいるマンションを襲撃して、本郷との一対一の闘いで敗れる。そこで鬼塚は本郷から真実を聞いて、仁王会の岩崎(いわさき)に利用されていたことを知る。鬼塚は仇を討つために、本郷から三日だけ時間を与えられて……!?

修羅がゆく 16巻

中州を巡る久須本組と大磯組の争いで、危険な状態にある福岡に単身で旅立った本郷流一(ほんごう・りゅういち)。福岡長老会による手打ちで抗争は静まったように見えたが、福岡に乗り込んだ光和会会長・伊能政治(いのう・せいじ)が、大磯組組長・牟田山(むたやま)と兄弟の盃を交わして、戦争を再燃させる。その頃、本郷は……!?

修羅がゆく 17巻

光和会会長・伊能政治(いのう・せいじ)と兄弟の盃を交わして勢いに乗じる大磯組。組長を殺された久須本組は窮地に追い込まれるが、本郷流一(ほんごう・りゅういち)はあえて黙って見守っていた。一方、久須本組先代組長の実子・修次(しゅうじ)は、想いを寄せ合う多恵子(たえこ)が若豹会に輪姦されて、修羅の血をたぎらせて殴り込みを……!?

修羅がゆく 18巻

先代組長の実子・修次(しゅうじ)が久須本組に戻り、反光和会組織の福岡親睦会を結成する。久須本組の猛攻を見て、福岡長老会も親睦会の参加を表明して、形勢は久須本組に有利に動き始める。そして修次に頼まれて、広中(ひろなか)の家族へ詫びを入れに行った昌也(まさや)は、広中が組を裏切った真相を知って大磯組を叩き潰す決意を……!?

修羅がゆく 19巻

光和会会長・伊能政治(いのう・せいじ)が福岡に乗り込んで、形勢が一気に逆転した大磯組だったが、本郷流一(ほんごう・りゅういち)も久須本組に加勢して、本郷組を上陸させる。伊能と本郷、天下分け目の戦いが始まろうとしていた時、手薄となった光和会の本拠地・大阪を狙って、山城組の西条(さいじょう)が鉄砲玉を送り込んで……!?

修羅がゆく 20巻

四国の極道を次々と撃破して、傘下に収める怒濤一家総長・大海雄一郎(おうみ・ゆういちろう)。そして四国を制覇した大海を取り込みたいと考えた光和会会長・伊能政治(いのう・せいじ)は、西脇(にしわき)を四国を送り込んで、大海と兄弟分の盃を交わさせようとする。その申し出を断った大海は、西脇を飲みに連れていき……!?

修羅がゆく 21巻

四国を制覇した怒濤一家総長・大海雄一郎(おうみ・ゆういちろう)は、太股にホクロがある「女神」に一目惚れする。大海と兄弟分の盃を交わしたい西脇(にしわき)は、別の女を「女神」として会わせるが、大海は偽物だと見破って光和会に背を向ける。そして光和会会長・伊能政治(いのう・せいじ)が、大海に会おうとするが……!?

修羅がゆく 22巻

全国のテキ屋を束ねる日本神農連盟会長・清水(しみず)の娘・愛子(あいこ)を救うために、光和会系新村組組長を半殺しにした怒濤一家総長・大海雄一郎(おうみ・ゆういちろう)。清水たちに迷惑がかかってはいけないと姿をくらました大海だったが、光和会は全国でテキ屋荒らしを始める。光和会を叩き潰すには大海が必要だと考えた清水は……!?

修羅がゆく 23巻

本郷流一(ほんごう・りゅういち)を味方につけた怒濤一家総長・大海雄一郎(おうみ・ゆういちろう)は、清水(しみず)に光和会を叩き潰す秘策を教える。それは全国夜店祭りを大阪城で開催し、神農連盟員二万八千人を集結させて、光和会を襲撃することだった。そして「女神」の正体が、伊能(いのう)の愛人・貴和子(きわこ)だと考えた大海は……!?

修羅がゆく 24巻

竜崎(りゅうざき)率いる飛翔グループが発展の一途をたどり、かつて本郷組の金庫番だった工藤(くどう)は、竜崎に嫉妬して荒れていた。そして拳銃ひとつでのし上がろうと考えていた青年・三日月(みかづき)は、縄張りで荒らしたことで工藤から半殺しにされる。工藤と三日月、このふたりの出逢いが運命の歯車を狂わせ始めて……!?

修羅がゆく 25巻

竜崎(りゅうざき)に差をつけられて、金儲けに焦っていた工藤(くどう)。工藤組に入った三日月(みかづき)は、工藤のためにでかく儲けようとシャブの密売に手を出してしまう。工藤組が御法度のシャブに手を出した、それは本郷組の鉄の団結を脅かすことであった。最高幹部会で事実を白状した工藤に対して、本郷流一(ほんごう・りゅういち)は……!?

修羅がゆく 26巻

破門にさせないために、工藤(くどう)を徹底的に痛めつけた本郷流一(ほんごう・りゅういち)。怒りに燃える工藤組組員・三日月(みかづき)は、本郷を襲撃するが逆に射殺される。徳丸(とくまる)は三日月の行動は工藤の指図だと考えて、本郷の元に向かっていた工藤を襲う。本郷から見放されたと苦悩する工藤に、伊能(いのう)から連絡が……!?

修羅がゆく 27巻

本郷組から追われて孤立した工藤(くどう)に、本郷流一(ほんごう・りゅういち)を殺せば光和会の幹部にしてやると話す伊能(いのう)。ふたりの密会は本郷組全体に知られ、工藤組は裏切り者として攻撃に晒される。腹心の新開(しんかい)までもが殺され、怒りに燃える工藤は決着をつけるために、本郷へ銃口を向けるのだが……!?

修羅がゆく 28巻

鷲尾組組長の葬儀に参列した本郷流一(ほんごう・りゅういち)は、かつて兄弟の契りを交わした三津木正彦(みつき・まさひこ)のことを思い出していた。若き本郷は岩本組の賭場で大儲けするが、その帰りに組員に襲われて半死半生にされる。そしてひとりで岩本組に殴り込んだ本郷に、筋を通すために盃を返した三津木が助太刀をして……!?

修羅がゆく 29巻

かつて本郷流一(ほんごう・りゅういち)と兄弟の契りを交わした三津木正彦(みつき・まさひこ)は、組長を殺された鷲尾組のヒットマンとして、坂道組組長を殺害する。しかし坂道組の中条(なかじょう)と鷲尾組の北村(きたむら)は、双方のヒットマンを殺すことで手打ちに持ち込もうと考えていた。三津木の危機を知った本郷は……!?

修羅がゆく 30巻

本郷流一(ほんごう・りゅういち)に拳銃を向けて試した高校生・友成純也(ともなり・じゅんや)。本郷を目標に極道の世界に飛び込むと決意した純也に、本郷は「お前が真の極道になれ」と檄を飛ばす。そして友成組に入った純也が跡目を継ぐのを腹立たしく思う若頭・黒崎(くろさき)に、伊能(いのう)は光和会の代紋を掲げた新しい組を作らないかと誘い……!?