あらすじ

八千代商科大に入学した光。そんな光の元に、東大に落ちて北海道に帰ってしまったしおりから手紙が届く。それを読んだ光は、もう一度しおりに想いを伝え、けじめをつけてこようと思うのだが……。
冬物語 1巻

大学受験に失敗し、滑り止めと思っていた八千代商科大学さえ落ちてしまった森川光。その上、受験に失敗したおかげで、彼女にまで振られてしまう。渋々と予備校の受付に行くのだが、そこで東大を目指して1浪しているかわいい女の子、雨宮しおりと出会い、つられて東大コースに入ってしまうのだが……。

冬物語 2巻

東大コースをやめ、私立文系コースに入った光は、あまりの勉強ムードのなさに驚く。そして、たまたま隣の席に座ってきた倉橋奈緒子と知り合い、彼女のペースに巻き込まれていく……。

冬物語(3)

すれ違いにより、彼から別れを告げられたしおり。東大の受験をやめ、地元の北海道に帰ることをしおりから聞いた光は、奈緒子への気持ちに揺れながらも、しおりの支えになろうと努力する。そして、いよいよ2月となり、光たちの受験が始まる。

冬物語(4)

八千代商科大に入学した光。そんな光の元に、東大に落ちて北海道に帰ってしまったしおりから手紙が届く。それを読んだ光は、もう一度しおりに想いを伝え、けじめをつけてこようと思うのだが……。

冬物語(5)

再び受験することを決意した光は、あちこちの予備校にもぐりながら、勉強を始める。ある日、予備校の夏期講習で光はしおりと再会する。しおりはもう一度東大を目指すことを決め、夏期講習と模試を受けるために、そして彼に会うために東京に出てきていたのだった。

冬物語(6)

何の目的もなく2浪している光。そんな光に周囲は、もう一度東大を目指してみてはどうかと提案する。しおりへの気持ちを断ち切れない光は、酔った勢いで東大を受けることを宣言してしまう。そんな光を見た奈緒子は、光の前から姿を消してしまう……。

冬物語(7)

奈緒子は淳とつき合いだした矢先に、仕事でアメリカに行くことになる。それを聞いた光は、奈緒子の出発当日、空港に行き、奈緒子に泣きつくのであった。そんな光を見た奈緒子は、光のことが頭から離れなくなる。そして仕事途中のまま東京に戻り、淳に別れを告げ、光とよりを戻そうとするが……。それぞれの思いを胸に、光、しおりにとって3度目の、そして淳にとっては初めての受験が始まる。