あらすじ

死刑を執行する側とされる側。新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の《今》を描ききった衝撃の問題作!!朝日新聞コミック教養講座にも絶賛されております。『きらきらひかる』でおなじみの著者が描く、骨太の作品第2巻です。
モリのアサガオ(1)

死刑を執行する側とされる側。新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の《今》を描ききった衝撃の問題作!!『きらきらひかる』でおなじみの著者が描く、骨太の作品第1巻!

モリのアサガオ(2)

死刑を執行する側とされる側。新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の《今》を描ききった衝撃の問題作!!朝日新聞コミック教養講座にも絶賛されております。『きらきらひかる』でおなじみの著者が描く、骨太の作品第2巻です。

モリのアサガオ(3)

凶悪な死刑囚・星山克博の改心に、全てを懸ける新人刑務官・及川直樹!その果てには、衝撃の結末が待っていた……そして、いよいよ復讐鬼・渡瀬満が死刑囚舎房へやってくる!!

モリのアサガオ(4)

死刑を執行する側とされる側。新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の《今》を描ききった衝撃の問題作第4巻。新聞各紙書評欄にて大絶賛です!

モリのアサガオ(5)

死刑を執行する側とされる側。新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の《今》を描ききった衝撃の問題作第5巻。

モリのアサガオ(6)

死刑を執行する側とされる側。新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の《今》を描ききった衝撃の問題作第6巻。

モリのアサガオ(7)

渡瀬満は、なぜ、復讐を果たした後、一年間逃亡していたのか?ついにその秘密を解き明かした刑務官・及川直樹。この日から、二人は友情を育んでいく。そして時は流れ、処刑命令が渡瀬に下った……。死刑制度の《今》を描ききった衝撃作、ついに完結!!

モリのアサガオ 番外編

新人刑務官・及川直樹と、死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の問題点を描き、平成19年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞し、2010年10月よりテレビ東京系列にて連続テレビドラマが放送された『モリのアサガオ』の番外編。この物語は、死刑囚・渡瀬満が刑務官・及川直樹に心を開き、渡瀬が直樹の手によって処刑されるまでの歳月を丁寧に描いた番外編。

モリのアサガオ

死刑を執行する刑務官

モリのアサガオ 郷田マモラ
かしこ
かしこ

死刑という重いテーマと真正面から向き合った作品です。父親のコネで刑務官になり死刑囚と接することになった実直な性格の主人公・及川。凶悪殺人犯のことが怖いと感じるのは彼らのことを理解しようとしないからだ…という考えに至ってからは、積極的に彼らと関わり更生の道を一緒に模索するようになります。しかし心を入れ替えて自らの罪と向き合ってもすでに決まっている死刑からは逃れることは出来ません。いくら凶悪殺人犯とはいえ国が人を殺してしまう、命を持って罪を償うという死刑制度は本当に正しいのか、主人公は疑問に思うようになります。 登場する死刑囚たちの中でも渡瀬という男と主人公の物語を主軸に描かれていますが、個人的には食堂を経営していた家族を惨殺してしまった星山がメインの回が一番心に残りました。主人公が人形を手作りして家族というものを思い起こさせて自分の罪を認識させることに成功する訳ですが、改心してすぐに死刑が執行される展開にはなんとも言えなくなりました。そういう流れを組みながら親友と言えるまで深い仲になった渡瀬からの「死にたくない」という望みを主人公が却下したのには驚きです。最終的には疑問を持っていた死刑制度についても、死と向き合うことが自らの罪を反省するきっかけに繋がるんじゃないかという考えになっていました。 しかしモリのアサガオ2で、渡瀬の死に携わってから主人公が精神を病んだことが描かれていて、やはりこの問題は深い森の中にあるのだなと思いました。