あらすじ

オンナ級全日本チャンピオン!逮捕されようが何されようが平気な仲代桂子(なかだい・けいこ)に対し、元レディースの婦警・夏美(なつみ)がタイマンプロレスで決着をつける!かくしてポリース夏美vs.キャバクラ桂子のデスマッチ開幕せり!しかーし、日本中が注目する中、桂子がすんなり世間のみなさまに奉仕するわけがない!盛り上がる会場から10分で抜け出した二人。本当の勝負はこれからダ!!
お天気お姉さん(1) [未知なるものを少年らは見ていた]編

女神降臨そして昇天!時代が彼女を求めていたのか!?ニュース本番中、局内大パニックの衝撃映像で時代の寵児(ちょうじ)となったのは、新人アナのお天気お姉さん、仲代桂子(なかだい・けいこ)。人者アナの座を奪われた先輩アナ、河合倫子(かわい・みちこ)のイヤガラセに対しても完璧なまでに復讐を遂げ、ずんずんとゆく桂子。彼女の進む道をさえぎるものは何もない。今日も姉さんがゆく!

お天気お姉さん(2) [気のせい気のせい森の精]編

ATV局内はもとより、日本全国に敵なしと思われていたお天気お姉さん、仲代桂子(なかだい・けいこ)に強力ライバルが現れた。その名は島森(しまもり)かおり。父親が郵政省幹部、類(たぐい)まれなる美貌、フランス支局帰りというサラブレッドに対し、どんな手段を使ってでも勝つと宣言する桂子!二大女帝の激突に、関係者は固唾(かたず)を飲んだ。桂子、あしたは天気になるのだろうか!

お天気お姉さん(3) [あたしが一肌脱いであげようじゃないの]編

仲代桂子(なかだい・けいこ)と島森(しまもり)かおりのATVの女王争いは続く。そんななか、不幸のミルクポンチ河合倫子(かわい・みちこ)にテレビ東洋から引き抜き話が!桂子の奴隷地獄から抜け出したい倫子は、大喜びでその話を受ける。桂子にバレたら一大事!内密にことを進めようとする倫子だが、神様は彼女の味方ではありえなかった……。

お天気お姉さん(4) [あたしウソはつかないわよ]編

不幸のミルクポンチ河合倫子(かわい・みちこ)は、仲代桂子(なかだい・けいこ)の奴隷地獄からの脱却を図り、テレビ東洋に移籍を決めた!!倫子の最後の強烈な反撃に腹の虫が治まらない桂子は、それに勝る反撃に出る!!ああ、倫子の運命は……。そんななか、桂子に憧(あこが)れる浪人生・山岸の妹ヨリ子の存在が、桂子の心に微妙な変化を与えはじめた!!

お天気お姉さん(5) [いま以上まがまがしくなってどうすんのよ]編

お天気お姉さん仲代桂子(なかだい・けいこ)のスキャンダルを狙う、元アイドルにして現リポーターの本城真奈美(ほんじょう・まなみ)。ついに彼女の本性を暴いた!と思いきや、逆に罠にハマる真奈美。近所の純情中学生の、快楽の目覚めをお手伝いしたり、スパで電気ウナギと死闘を繰り広げたり。もはや桂子の敵はいない!?

お天気お姉さん(6) [ちがいのわかる変態のようね]編

もはや日本のVIP。お天気お姉さん仲代桂子(なかだい・けいこ)に、巷を騒がすノックアウト下着ドロボウから犯行予告が!なんて命知らず!!しかし、事態を重くみたATV重役から、桂子警護団が組まれた。彼女のボディーガードに任命されたのは、二人組のセクシー婦警、夏美(なつみ)&律子(りつこ)。しかし桂子の身辺警護をするうちに、二人の心には憎しみばかりが増していくのであった……。

お天気お姉さん(7) [あの悪魔に勝ったわ――っ]編

オンナ級全日本チャンピオン!逮捕されようが何されようが平気な仲代桂子(なかだい・けいこ)に対し、元レディースの婦警・夏美(なつみ)がタイマンプロレスで決着をつける!かくしてポリース夏美vs.キャバクラ桂子のデスマッチ開幕せり!しかーし、日本中が注目する中、桂子がすんなり世間のみなさまに奉仕するわけがない!盛り上がる会場から10分で抜け出した二人。本当の勝負はこれからダ!!

お天気お姉さん(8) [あたしゃいつでもここにいる]編

変態ハンター夏美の必殺技を受け、不感症になってしまった仲代桂子(なかだい・けいこ)。ほとばしるエネルギーを失った彼女は、人格的にも激変してしまった。なんとか新番組は確保したものの、ハイパー桂子の面影は一切なし。もしかしてこのままそこいらのキレイなおねーさんになりさがってしまうのか!?桂子さ~んカンバ~ック!!仁義なき女・桂子の裸一代記、ここに完結!

お天気お姉さん

きみは天下のお天気お姉さん

お天気お姉さん 安達哲
かしこ
かしこ

お天気お姉さんこと仲代桂子はその美貌で世の男たちを虜にしているが、性格は凶暴である。下着姿でテレビ出演することなんて屁でもないし、ライバルの女子アナを性奴隷にするほど奔放だが、誰も彼女には逆らえない。むしろ崇拝してしまうのだった。 ほとんどが無茶苦茶な内容で完全に度が過ぎてるのだが、それでも私が桂子さんのことを不快に感じることはなかった。それがなんでかっていうと最初の方でのエピソードでこんなのがあるからだ。 ライバルの策略によって自分の人気がなくなったと思い込んでショックを受けた桂子さんは「お天気お姉さんを辞めてお茶汲みでもするワ」と言い出す、しかしそれを聞いた高校時代から桂子さんと因縁の関係にある山岸君が心の中でこう思うのだ「”女っておもしろいこと考えるな”男が女を尊敬するのはこういう時だけだ 男のマネなんかしなくていいんだ 男の予想範疇で動かないでくれ…!」そして叫ぶのだった「きみは天下のお天気お姉さんなんだぞーーーーーッ」と。 こういうのって現代の価値観でいうとアウトなんだろうか?でもなんか私も山岸君と同じ気持ちになるんだよな。でもラストで2人がああいう関係になるのはよく分からなかった…。