あらすじ恍惚と陶酔の果て、翠の求めた“愛”の末とは…。想いの果て、マヤと離れた翠。箍の外れと、心地良い揺れの中、いくつもの関係が崩れて行く。愛とは、家庭とは、妻、女、男、疑問と困惑、悦楽と陶酔の先に翠は何を見るのか…?禁断の物語、最終巻。
背徳的ラブストーリーなんてもんじゃなかった…。 娘の婚約者や不倫相手や夫など男達を使って母親とか妻とかそういうカテゴライズを取り払っていく逞しいお話でした。 女として目覚めていくとともにどんどん美しく強かになっていくのが素晴らしい。ご都合主義すぎるけどそんなママを素敵と言える娘も凄い。 艶々先生の描く女性は所謂かわいい女じゃなくて、自らを解放していく強さみたいなものが感じられるから好きなんですよね。めちゃくちゃ肉感的だし生命力強そうで最高です。 身勝手だけどラストシーンはちょっとスカッとするんだよな…艶々先生の作品は女性にこそ読んでほしいのですよ。