あらすじ娘・摩耶(まや)の恋人である松下志人(まつした・ゆきと)と秘密の逢瀬を重ねる人妻・戸田翠(とだ・みどり)。しかし、ふたりの関係を知ってしまった摩耶は、母の淫らな姿に反応して過激な性癖を目覚めさせていく。そして、電車のホームで露出狂の女に遭遇した翠は、その女のことが頭から離れなくなり気持ちが昂ぶって……!?
背徳的ラブストーリーなんてもんじゃなかった…。 娘の婚約者や不倫相手や夫など男達を使って母親とか妻とかそういうカテゴライズを取り払っていく逞しいお話でした。 女として目覚めていくとともにどんどん美しく強かになっていくのが素晴らしい。ご都合主義すぎるけどそんなママを素敵と言える娘も凄い。 艶々先生の描く女性は所謂かわいい女じゃなくて、自らを解放していく強さみたいなものが感じられるから好きなんですよね。めちゃくちゃ肉感的だし生命力強そうで最高です。 身勝手だけどラストシーンはちょっとスカッとするんだよな…艶々先生の作品は女性にこそ読んでほしいのですよ。