あらすじ菅原文哉(33)、週刊『JIDAI』編集部・張り班。西田和良(32)、『週刊少年ブレイブ』グラビア担当。ある日の異動でトレードされ、全く空気が異なる現場に突然就くことになった2人!もともと全く漫画を読まない菅原は緊迫感に欠ける漫画編集部の仕事に戸惑い、一方、西田は編集者という仕事が“付加価値アリの付き合い”だと改めて思い知らされ落ち込む……。
17年ぶりの新刊が出ましたね。今まで単行本未収録だったものをまとめたものなので描き下ろしはありませんが、やっぱり働きマンおもしれぇ〜!!となりました。SNSの感想でも「働き方は変わったけど…」という意見を多く見ましたが、個人的にはそうは思わなかった。確かに過労死とかは嫌だけど、30話に出てきたピザ屋のお兄さんみたいに「こんな仕事辞めてやる」って絶望して、しかも退職日が土砂降りの雨の日で、でもそんな日に校了終わりでクタクタの週刊JIDAI編集部にピザ20枚配達したらむっちゃ喜ばれて報われる、なんてことがあるから人生って楽しいじゃないか!それこそが働くことの醍醐味ってものじゃないの?そういう物事の核の部分が描いてあるから働きマンは面白いし古びないと思いました。本屋さんの棚を見てもむちゃくちゃ売れてるしみんなも待ってたんだな〜と感じましたよ。続編として「松方弘子45歳」の連載なんてどうですか?