あらすじ

父親を陥れた者たちに復讐していく青年・菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)を描いたハードボイルドアクション。丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎(じょういちろう)が重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井一家。母は家を出て行き、父は酒に溺れて死亡し、残されたディーノは不遇な少年時代を送る。そして高校に入学したディーノは、父が残してくれた小さな家とフェラーリの名車ディーノ206GTを父の友人から渡される。父の深い愛を知ったディーノは復讐を決意して……!?
DINO(ディーノ) 1巻

父親を陥れた者たちに復讐していく青年・菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)を描いたハードボイルドアクション。丸菱デパート七代目社長であった父・丈一郎(じょういちろう)が重役達の反逆によって解任され、すべてを失ってしまった菱井一家。母は家を出て行き、父は酒に溺れて死亡し、残されたディーノは不遇な少年時代を送る。そして高校に入学したディーノは、父が残してくれた小さな家とフェラーリの名車ディーノ206GTを父の友人から渡される。父の深い愛を知ったディーノは復讐を決意して……!?

DINO(ディーノ) 2巻

次の復讐のターゲットを樽屋八郎(たるや・はちろう)専務にして、その愛人である亜里沙(ありさ)に接近する菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)だったが、樽屋の資金力の秘密をなかなか掴めずにいた。一方、ディーノに重役の情報を与えていた清田(きよた)は、ディーノの行動に疑惑を持ち始める。そしてディーノは、新たな情報源として秘書課の遠藤(えんどう)に目を付けて……!?

DINO(ディーノ) 3巻

樽屋八郎(たるや・はちろう)専務の資金源が、ネオ・アート・ファニチャーという会社と暴力団である神保町興産に関係すると知った菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)。そのカラクリを解き明かしたディーノは、樽屋の資金源を自分のものにしようと考えて、裏の世界で生きていくことを決意する。そして、神保町興産の片桐(かたぎり)と交渉したディーノは銃口を向けられて……!?

DINO(ディーノ) 4巻

次のターゲット・所川(ところがわ)専務を脅していた菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)は、所川が雇ったボディーガード・堂本(どうもと)と対決する。圧倒的な能力差に苦戦するディーノは、堂本に捕まりそうになるがギリギリのところで逃げ切る。そして、ますます怯える所川は丸菱デパート内でも堂本を連れ回すようになり、そこで働くディーノは窮地に……!?

DINO(ディーノ) 5巻

樽屋文雄(たるや・ふみお)社長の娘・瞳(ひとみ)の弱みを握った菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)は、瞳を利用して樽屋社長を脅迫する。それに怯えた樽屋社長は兄の樽屋吾郎(たるや・ごろう)会長に頼んで、最強のSPである阿部(あべ)、二階堂(にかいどう)、熊塚(くまづか)をつける。そして、瞳と会おうとしたディーノは阿部達に取り囲まれて……!?

DINO(ディーノ) 6巻

最強のSPである阿部(あべ)達に重傷を負わされた菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)を看病するシズ子(しずこ)に、嫉妬する杉野あや(すぎの・あや)は丸菱デパートと対立する西急デパートの御曹司・榊一平(さかき・いっぺい)と肉体関係を持ち、ディーノの元から去っていく。そしてディーノは亜里沙(ありさ)の働く店で、かつて自分を捨てた母親と出会い……!?

DINO(ディーノ) 7巻

菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)に脅された樽屋文雄(たるや・ふみお)社長が、SP・阿部(あべ)達の守りの甲斐もなく脳溢血で死亡してしまう。ディーノの恩師である須貝(すがい)はそれを知って、ディーノの野望を食い止めるべく闘いを挑んでくる。須貝を肉親のように思っていたディーノは、涙ながらに闘うことに……!?一方、妊娠した杉野あや(すぎの・あや)は……!?

DINO(ディーノ) 8巻

丸菱デパート社長になった今井沢(いまいさわ)に脅迫文を送る自分のニセモノを不審に思う菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)。そんなディーノの前に、丸菱デパートと対立する西急デパートの社長・榊(さかき)が現れる。一人息子の一平(いっぺい)を失った榊は、ディーノの正体を知りながらも自分の全財産を譲ろうと考えていた。しかし、ディーノの復讐の炎は消えず……!?

DINO(ディーノ) 9巻

丸菱デパート銀座店店長であった吉井(よしい)を脅そうとした菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)は、吉井の家の前で最強SP・阿部(あべ)と格闘に!特殊警棒を使う阿部に痛めつけられるディーノだったが、阿部の目をつぶして逃走する。そして宿敵の樽屋吾郎(たるや・ごろう)会長と愛人関係だった母親を、樽屋会長とともに殺そうと考えたディーノは母の部屋にある酒に毒を仕込むが……!?

DINO(ディーノ) 10巻

一連の事件の犯人・菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)に目を潰されたSP・阿部(あべ)は、二階堂(にかいどう)を使って犯人を捜そうとしていた。そして、ディーノに心中事件と偽装されて、樽屋吾郎(たるや・ごろう)会長とともに毒殺されそうになったディーノの母が意識を取り戻す。警察に捕まるのは時間の問題だと考えるディーノだったが……!?

DINO(ディーノ) 11巻

「丸菱の怪人」が菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)だとわかったSP・阿部(あべ)は、目が見える振りをしてディーノに一千万円払えば忘れてやると話す。しかし、ディーノはそれが罠だと見破って勝負に勝ち、阿部達はディーノから去っていく。そして秘書課に配属されたディーノに、宣戦布告をする課長代理の柄沢(からさわ)が現れて……!?

DINO(ディーノ) 12巻

樽屋英雄(たるや・ひでお)の憧れの女性・木暮敦子(こぐれ・あつこ)をレイプした菱井ディーノ(ひしい・でぃーの)。しかし敦子はそれを隠して、再びディーノに抱かれながらも、英雄とも肉体関係を結ぶ謎の行動をする。一方、課長代理の柄沢(からさわ)は英雄の破滅を狙って意外な噂を流し……!?ディーノの復讐はどんな結末に!?怒濤のクライマックスを迎える完結巻!