あらすじ

大和プロレスの社長兼レスラーのサムソン乾を越えるため、1日に何億という金を動かす島貫と日本映画界の革命児・岡山を味方につけ、己の野望のため動き始めた飛葉。最強はたった1人でいいというコピーを使い、各団体のトップレスラーを刺激し、統一王者決定戦を企てる。そんな飛葉を夜中の公園でトレーニング中に何者かが襲う。
闘龍伝(1)

天辺に昇りつめるためには手段を選ばないと豪語する、大和プロレス所属レスラー・飛葉武流。同じく日本は世代交代に時間がかかり過ぎると平然とうそぶく、広域暴力団真岡組若頭・椎名寛治。プロレス界と極道社会、異なる世界の若き2匹の龍が、プロレス界の大物・サムソン乾と真岡組組長・真岡秀雄に対し、反逆の狼煙を上げる。

闘龍伝(2)

大和プロレスの社長兼レスラーのサムソン乾を越えるため、1日に何億という金を動かす島貫と日本映画界の革命児・岡山を味方につけ、己の野望のため動き始めた飛葉。最強はたった1人でいいというコピーを使い、各団体のトップレスラーを刺激し、統一王者決定戦を企てる。そんな飛葉を夜中の公園でトレーニング中に何者かが襲う。

闘龍伝(3)

飛葉が企画した統一王者決定戦にフリーの立場で出場することになったサムソン乾は、なんと飛葉の実の親父だった。一方、父を殺した真岡組組長のもとで若頭となった椎名。二人が倒す相手は超大物。東京を追われ、九州へとやって来た椎名は諸戸組の女組長・将眉を味方につける。そして、いよいよ統一王者決定戦が始まり、サムソン乾は女子レスラー、サタン魔姫に勝利する。

闘龍伝(4)

広域暴力団真岡組若頭の椎名は自分を裏切った男、梶原を札幌で見つけ始末する。一方、飛葉は統一王者決定戦Aブロックを勝ち抜き、Bブロックの勝者、サムソン乾が見守る中、Aブロック最後の相手、動く人間山脈、アンディ・ギガンテスを苦闘の末、潰す。そしてA・B両ブロックの勝者、飛葉とサムソン乾の時間無制限のデスマッチが。

闘龍伝(5)

東京ドームのリング上で統一王者決定戦の決勝、飛葉とサムソン乾の壮絶な試合が続く中、突然、大停電が起こった。九段にある暗闇の真岡組本部ビルに真岡組組長を狙う恐るべき侵入者たちが。闇のリング上と真岡組ビル内でそれぞれの暗闘が続き、灯りがともった時、ついに両方の死闘に決着が。

闘龍伝(6)

凄絶な闘いが終わり、飛葉に敗れたサムソン乾はブラジルのリオデジャネイロにいた。幻の格闘技、裏グレシアス柔術を求めて。その柔術を知るリオ本部道場師範代のロイスはアマゾンの奥地にある麻薬王ゴメスのもとにいるという。サムソン乾はそこに向かうが、現地にいたのは椎名組組長となった椎名寛治だった。再会した二人は!?

闘龍伝(7)

アマゾン奥地にある麻薬王ゴメスの館でロイスとサムソン乾が闘っている最中、戦闘ヘリの急襲が。それは政府軍ではなく、椎名が手配したコロンビアの麻薬密売組織のヘリだった。闘いの中、ゴメスを抹殺したサムソン乾は裏グラシアスの殺人技を手掛け、飛葉を地下プロレスのリングへと上がるよう企てる。