あらすじ謎の巨大人形に、命懸けのレクリエーションを強制される6つの家族。鞠山家の主・雅彦は、長男・康介を入来に人質にとられ、食料を奪われ、他の家族からの信用も失い、家に放火までされてしまった。雅彦にとって入来は、小学校時代から因縁の相手。いじめられっ子は父親になってもいじめられっ子のままなのか!? 雅彦は起死回生を懸け、入来に決闘を申し込む――!!
不条理で無秩序なデスゲーム。ちょっと下世話な気持ちで楽しんでいたのに、いつのまにか善良すぎる鞠山家の奮闘ぶりを心から応援してしまっています。 ある日突然街から人がいなくなり、いくつかの家族が集められ家族対抗デスゲームがはじまる。 共闘したり裏切りにあったりしながら、デスゲームの謎を解き明かしていく……というお話。 それぞれの家族の関係性や過去が少しずつ明らかになっていくので、残酷さ不条理さだけではない面白さがあります。 ポップでちょっとグロいゲームマスター側のキャラクターにもちゃんと仕掛けがあってよいですね。 謎が解き明かされつつはあるけど、ここからどう着地するかが楽しみです。