あらすじ

電子書籍で復刊! 鬼才とり・みきが放つ壮大な伝奇スペクタクル日本各地の霊石をめぐって相次ぐ怪事件。ヤマト朝廷によって古代史の深層に葬られた怨念を解き放ち、破壊を繰り返す謎の少年の野望――迎え撃つ物部氏の末裔との対決は!?東京――地下鉄トンネルに突如現れ事故を招く遮光器土偶福岡――岩戸山古墳から迷い出る筑紫の君・磐井の亡霊出雲――黄泉の洞窟で待ち受けるイザナミの使い・八岐大蛇岡山――鬼ノ城で復活し吉備路を蹂躙する鬼神・温羅奈良――大和盆地を水没の危機に陥れるオオモノヌシ
石神伝説 1
電子書籍で復刊! 鬼才とり・みきが放つ壮大な伝奇スペクタクル日本各地の霊石をめぐって相次ぐ怪事件。ヤマト朝廷によって古代史の深層に葬られた怨念を解き放ち、破壊を繰り返す謎の少年の野望――迎え撃つ物部氏の末裔との対決は!?東京――地下鉄トンネルに突如現れ事故を招く遮光器土偶福岡――岩戸山古墳から迷い出る筑紫の君・磐井の亡霊出雲――黄泉の洞窟で待ち受けるイザナミの使い・八岐大蛇岡山――鬼ノ城で復活し吉備路を蹂躙する鬼神・温羅奈良――大和盆地を水没の危機に陥れるオオモノヌシ
石神伝説 2
電子書籍で復刊! 鬼才とり・みきが放つ壮大な伝奇スペクタクル霊石の力を解き放ち、各地で惨劇を巻き起こす謎の少年・白鳥の狙いは、現代版・国生み神話だった。物語の核心に迫る第二巻。奈良――真理を襲う三輪山の大蛇神オオモノヌシ熊野――死者による新たな“国生み”を試みる白鳥の野望東京――不思議な石によって教祖に祀り上げられた男の運命常陸――鹿島沖に現れた巨大な甕に謎の岩が共鳴する
石神伝説 3
電子書籍で復刊! 鬼才とり・みきが放つ壮大な伝奇スペクタクル石に込められた古代の怨念を解き放ち、日本転覆を目指す白鳥少年は現代に甦るヤマトタケルなのか。舞台は津軽へ、物語は急展開を迎える!常陸――首都圏に大地震の微候…要石が解き放たれる!埼玉――大宮駐屯地に拘留された白鳥が巻き起こす戦慄青森――津軽の地に眠る力が目覚める時、謎の光が!?
トマソンの罠

トマソンの罠

ナンセンスギャグからシリアス系、映像作品の脚本・原作まで幅広い活動を展開する漫画家、とり・みきのSF・ホラー作品集が電子書籍として待望の復刊!15年ぶりに学生時代住んでいた街を訪れた辰巳は、様変わりした街の風景に驚く。そこで辰巳は、ドアもないのに階段だけが壁に向かって消えている不思議な建物を撮影している人物に出会う。彼はそんな“無用の長物”をかつて巨人軍に在籍した大リーガーになぞらえ「トマソン」と呼んでいた。しかし辰巳は、その建物の不思議な造りの“理由”を、なぜか自分が知っている気がするのだ……。(表題作「トマソンの罠」より)他に、「エリート」、「鰐」、「コインランドリー」、「雪の宿」、「帰郷」、「石の声」、「渋谷の螺子」、「トマソンの罠の風景」を収録。
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パシパエーの宴

パシパエーの宴

ナンセンスギャグからシリアス系、映像作品の脚本・原作まで幅広い活動を展開する漫画家、とり・みきのSF・ホラー作品集が電子書籍として待望の復刊!ワイドショーのディレクター玉木康介は、人気女優が新興宗教「みことの会」に入信した事件を追っていたが、担当をはずされてしまう。代りに怪奇ネタを探していた玉木は、「件(くだん)」という人面牛身の妖怪の存在を知る。「件」は生後数日しか生きられないが、その間に予言をし、それは必ず的中するというのだ。取材を進めるなかで、「件」が「みことの会」とつながりがあることが判明する……。(表題作「パシパエーの宴」より)他に「レンタルビデオ」、「カラオケボックス」、「木突憑」、「宇宙麺」、「甕」、「冷蔵(庫)人間第1号」、「金玉人間第1号」、「day dream」、「鏡地獄」(原作・江戸川乱歩、脚本・薩川昭夫)、「望楼」を収録。
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山の音

山の音

ナンセンスギャグからシリアス系、映像作品の脚本・原作まで幅広い活動を展開する漫画家、とり・みきのSF・ホラー作品集が電子書籍として待望の復刊! 航空会社に務める狩野忠は、恋人である伏田英理の実家がある九州の山村を訪れた。帰郷した英理が音信不通となったためだ。英理の実家を訪ねるが、本人には会えず、英理の母親から「この土地の者との縁組が決まった」と伝えられる。狩野は英理に会おうとするが、仮面をつけた異形の者から「殺されるぞ。あの山伏のように……」と警告を受ける──。(表題作「山の音」より)他に「カットバック」、「隣の女」、「羽根の塔」、「憑かれた男」、「砂浜のメリークリスマス」、「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」(原作・大原まり子)を収録。
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日本短編漫画傑作集

日本短編漫画傑作集

珠玉の短編で綴る日本漫画の表現の歴史! 選者にいしかわじゅん、江口寿史、呉智英、中野晴行、村上知彦、山上たつひこ(五十音順)の6氏を迎え、日本の漫画を彩った幾多の短編の中より選び抜いたアンソロジーを編年体でお送りします。
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プリニウス

プリニウス

どうしても、この男が描きたかった!世界史上もっとも著名な博物学者にして、ローマ艦隊の司令長官。古代ローマ一の知識人にして、風呂好きの愛すべき変人。その男の名はプリニウス――。『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリが、最強のパートナー“とり・みき”を迎えて、ふたたび魅惑の古代ローマ世界に挑む。圧倒的な構成と迫真の画力で2000年前の世界を描く、歴史伝奇ロマンの決定版、ここに誕生!
SF大将 enlarged and revised edition

SF大将 enlarged and revised edition

『アルジャーノンに花束を』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『幼年期の終り』『ソラリスの陽の下に』『タイム・マシン』『虐殺器官』等々、古今の名作SFに隠されたヒミツを解体し、強烈なヒネリをくわえた驚天動地の怒涛のギャグコミック。電子化に際し、各紙で掲載された「SF大将」「SF小僧」を完全収録する決定版登場!
もう安心。

もう安心。

迷宮的、モンティパイソン的、入籠的、マルコム・レオ的、クラブDJ的…。20の短編を41のエレメントに解体、描き下ろしを加え1本の長編作品に!最初から読んでも好きなところから読んでも面白い、画期的NON-STOP MIXマンガ!! 「自分では割と気に入ってるのですが、いかがでしょうか」と筆者も自薦!
しゃりばり

しゃりばり

ジークフリート伝説・アーサー王伝説など、中世騎士物語からその元型を抽出。ユング的解釈と、まったく関係のない引用ギャグの大洪水。嵐のような「しゃりばり(=バカ騒ぎ)」が大きなうねりとともに、誰も予想しえない以外な結末へと収斂 していく!スペシャルゲスト解説におおひなたごう参加!
石神伝説
とり・みき先生の「モロ」
石神伝説 とり・みき
ナベテツ
ナベテツ
昔読んだとり先生のエッセイに、火浦功さんの「死に急ぐ奴らの街」の解説文が収録されていて、作家の持つ「作家性」がモロに発揮された傑作である、といった旨の文章を綴っていました。その文章を読んだことがあったため、この「石神伝説」という作品を初めて読んだ時、ある意味でとり・みき先生の作家性が「モロ」に発揮されている作品なんではないのだろうかと、秘かに思った記憶があります。 日本神話をモチーフに、巨大怪獣と自衛隊員が戦う-ひどく乱暴に物語を要約してしまうとこんな雑な要約になってしまうのですが、この作品には様々なフレーバーを感じます。おそらくとり先生が多大な影響を受けてきたであろう特撮映画や様々なSF、マンガ作品(残念ながら自分はそれらの作品を言挙げ出来る程の知識はありませんが)。とり・みきというクリエイターは普段ギャグをまぶして描くことが多い題材ですが、この作品は恐らくそれらを消化して、真っ向から描いており、途半ばであっても傑作と評価されるべきだと思っています。 掲載誌が休刊して未完であることが悔しいタイトルの一つではありますが、一マンガ好きとしてはこの作品が再び描かれることを気長に待ち続けています。 そして些か蛇足になるかもしれませんが、「プリニウス」を好きな方にはこちらの作品も読んで欲しいなあなんてことも思ったりもしています(プリニウスにおけるとり先生のフレーバーというものがよく分かるんじゃないかと思ったりもしています)