あらすじ

四国・引田においてゴンが決死の合戦を繰り広げている頃、時を同じくして、賤ヶ岳の戦局も大きく動こうとしていた。柴田勝家(しばた・かついえ)軍は続々と南下し、秀吉(ひでよし)の城塞群へと攻め寄せる。羽柴(はしば)秀吉が己の歩んできた人生を振り返ったとき、身中より湧き上がった“織田(おだ)家への思い”とは……!? 時は満ち、山は動いた――賤ヶ岳合戦、大詰めへ!!
センゴク一統記 1巻

歴史的大失敗から這い上がり再び表舞台へと返り咲いた、“史上最も失敗し挽回した男”仙石権兵衛秀久(せんごく・ごんべえ・ひでひさ)の物語、待望の第三部!――時は天正十年、京・本能寺で勃発した日本史上最大の事件“本能寺の変”……そこで何があったのか!?そして仙石権兵衛秀久の“歴史的大失敗”と“不屈の挽回劇”とは!?宮下英樹が満を持して描く“乱世の終焉”と“新時代の幕開け”!!

センゴク一統記 2巻

備中高松(びっちゅうたかまつ)城攻略戦、開帳――!!信長(のぶなが)の目指す“一統”の実現、そして日ノ本の行く末は、合戦の最前線に立つ羽柴秀吉(はしば・ひでよし)の双肩に託された……。重責の中、秀吉が秘密裏に進める計略とは!?世に比肩なき人材を抱える秀吉は、世紀の大事業へと挑む!!武将と合戦の真実に迫る“リアル追求型”戦国合戦譚!!

センゴク一統記 3巻

「本能寺の変」首謀者――その謎に満ちた生涯に迫る!!“本能寺”へと至る苦悩と野心――。明智光秀(あけち・みつひで)が、信長の中に見たものは輝く桃源郷か、それとも破滅か……。一人の天才の生涯を通して人間の実存を問う、“本能寺の変”前夜!!静かなる“序奏”が幕を開ける――。

センゴク一統記(4)

史料の記述から浮かび上がる『本能寺の変』完全実録!!織田弾正忠信長(おだ・だんじょうちゅう・のぶなが)乱世の光芒――。気高き人間(じんかん)の終わりに、英雄は何を見たか!?――時代を席巻し、日本の頂点へと駆け上った織田信長。だが、無常なる終焉は誰にも等しく訪れる――運命の地・本能寺。人間五十年、乱世を生き抜いた織田信長は、この国に何を残すのか……!?

センゴク一統記(5)

本能寺の変によって、世は不安と混沌に包まれる……。織田信長(おだ・のぶなが)を失った日本に、新たなる理想を立ち上げるのは、明智光秀(あけち・みつひで)、羽柴秀吉(はしば・ひでよし)、いずれの将なのか!?次代を決める武将たちが、決戦の地に集結する!!「山崎の合戦」編、開帳!

センゴク一統記(6)

明智光秀の理想が――羽柴秀吉の才が――天下に轟く!!明智光秀が思い描く“新しき国”の輪郭が次第に見え始める中、神速の“大返し”により羽柴軍が京へと迫った!!決戦の舞台は山崎――。綿密な現地取材により、かつてない緻密さで描かれる、最も詳細な“山崎合戦”……必見!!

センゴク一統記(7)

「山崎の合戦」編、ここに決着!!秀吉の“人たらし”vs.光秀の“殺し間”――勝者は織田信長を超える“英雄”となる!!失意より立ち上がり、怒濤の進軍を始めた羽柴秀吉……!!だが、明智光秀もまた自らの理想郷を信じ、必殺の“殺し間”へと秀吉軍を誘う!!信長を失ったこの国の再生への道とは……?“英雄”誕生の瞬間――山崎の合戦、決着!!!

センゴク一統記(8)

織田信長(おだ・のぶなが)亡き後の織田家新体制を固めるべく清洲(きよす)城に集結した、羽柴秀吉(はしば・ひでよし)・柴田勝家(しばた・かついえ)・丹羽長秀(にわ・ながひで)・池田恒興(いけだ・つねおき)ら四宿老。信長の仇・明智光秀(あけち・みつひで)を討った武功随一の羽柴秀吉は、緻密な計算と長大な展望で、次の世の統治を探る。織田家を二代にわたって支えた筆頭家老・柴田勝家は、諸将の結束に織田家の安寧を求める。知略で切り開く、織田家の未来――。“清洲会議”に、波乱の結末が待つ――!

センゴク一統記(9)

清州(きよす)会議を経て織田(おだ)新体制が発足――だが、柴田勝家(しばた・かついえ)と羽柴秀吉(はしば・ひでよし)の対立は次第に表面化してゆく。一方、ゴンは秀吉より四国行きを命じられ、“土佐の出来人”と名高き傑物・長宗我部元親(ちょうそかべ・もとちか)と対峙することとなる!!

センゴク一統記(10)

柴田勝家(しばた・かついえ)と羽柴秀吉(はしば・ひでよし)――。“古豪”と“新世代”を象徴する二大勢力がここに激突!!崩壊へと進む織田(おだ)家を、再び強固に束ねるのか、それとも利用するのか……信長の次なる支配者は、賤ヶ岳(しずがたけ)合戦から誕生する!!

センゴク一統記(11)

羽柴秀吉(はしば・ひでよし)が柴田勝家(しばた・かついえ)と雌雄を決する「賤ヶ岳の合戦」の同日、仙石秀久(せんごく・ひでひさ)もまた讃岐・引田で命懸けの戦いに臨んでいた!!仙石が戦いを挑むは、土佐の鬼神・長宗我部元親(ちょうそかべ・もとちか)―――。仙石は圧倒的な兵力差を知りつつも、元親の首を狙って積極的な攻勢に打って出る。だが、この合戦によって、仙石たちは鬼神の恐ろしさを思い知ることとなるのだった…。信長(のぶなが)亡き時代の行く末を左右する“運命の同日決戦”の火蓋が切られる!

センゴク一統記(12)

四国・引田においてゴンが決死の合戦を繰り広げている頃、時を同じくして、賤ヶ岳の戦局も大きく動こうとしていた。柴田勝家(しばた・かついえ)軍は続々と南下し、秀吉(ひでよし)の城塞群へと攻め寄せる。羽柴(はしば)秀吉が己の歩んできた人生を振り返ったとき、身中より湧き上がった“織田(おだ)家への思い”とは……!? 時は満ち、山は動いた――賤ヶ岳合戦、大詰めへ!!

センゴク一統記(13)

羽柴秀吉(はしば・ひでよし)と徳川家康(とくがわ・いえやす)、天下を占う総力決戦!!織田(おだ)家筆頭家老となった羽柴秀吉は、天下人への道を進み始めた――。だが、覇道を進む秀吉に、あの徳川家康が牙を剥く!! 日本史上ただ一度、二人の傑物が激突する“小牧・長久手の合戦”、ここに開帳――!!

センゴク一統記(14)

織田信長(おだ・のぶなが)に代わり、時代を手に入れるのは誰か――!? かつて信長を敬愛した家臣・羽柴秀吉(はしば・ひでよし)か。それとも、永きにわたり信長と共に戦った盟友・徳川家康(とくがわ・いえやす)か。後に歴史に名を残す両雄が、唯一直接刃を交えた「小牧・長久手の合戦」の真実を、今回も『センゴク』ならではの新解釈に基づいて大胆かつ精緻に描く!! 尾張を舞台に、秀吉が全国から動員した大軍と、家康軍の精鋭・徳川四天王が激突する!!

センゴク一統記(15)

羽柴(はしば)×織田(おだ)×徳川(とくがわ)――長き合戦の結末は!? 日ノ本の大半を巻き込んだ小牧長久手の合戦は、羽柴秀吉(ひでよし)と徳川家康(いえやす)の未来を決する戦いでもあった……。乱世の終焉が迫る中、信長(のぶなが)の死を超え、新たなる世を創る“天下人”の誕生は近い――!! 時代に立ち向かう戦国大名達、その中で仙石権兵衛秀久(せんごく・ごんべえ・ひでひさ)はいかなる夢を抱くのか……!? 英雄と民衆の織りなす戦国叙事詩『センゴク』第三部、堂々完結!!