あらすじ

業績不振の責任をとり、辞任する決意をかためた中沢社長。派閥をもたない中沢が信頼を寄せていた島も、中沢の辞任と共に早期退社を迫られる可能性があった。中沢のすすめで島は、初芝電産貿易に代表取締役専務として出向することになった。島の新たな任務は、畑違いの輸入ワインの仕事だ!
部長島耕作 1巻

島耕作は、初芝電産という巨大組織の中で、部長となっても自分の意志に忠実に、最前線で闘い続ける!部長となって現場から離れると、少しはヒマになるかと思っていたが、とんでもない思い違いだった。毎日が目のまわるような忙しさだ。弘兼憲史が描くサラリーマン漫画の最高傑作!

部長島耕作 2巻

業績不振の責任をとり、辞任する決意をかためた中沢社長。派閥をもたない中沢が信頼を寄せていた島も、中沢の辞任と共に早期退社を迫られる可能性があった。中沢のすすめで島は、初芝電産貿易に代表取締役専務として出向することになった。島の新たな任務は、畑違いの輸入ワインの仕事だ!

部長島耕作 3巻

ワインの買い付けのため、フランスへとんだ島耕作。知り合ったワインの仲買人、エミール・ロランの協力で、日本での独占販売契約を結んだ“プレスティージュ”。この完璧なワインなら、市場が動いて将来は10倍の価格で取引されるかもしれない。プロパガンダのため、ワイン・オークションに目をつけるが…!?

部長島耕作(4)

“プレスティージュ”は世界中で話題となり、相場もうなぎ上りになった。島耕作の実績は役員会でも評判となり、その手腕を見込んで、グループ企業の赤字部門・サンライトレコード社の建て直しを依頼される。三分の一の社員をリストラしなければならない辛い仕事だ。島耕作は、代表取締役専務として再出向する決意をする。

部長島耕作(5)

仕事をやりやすくするためにも、サンライトの中で売上に貢献する実績を作りたいと考えた島耕作。彼が仕掛けた大物演歌歌手・八ツ橋新子の再売り出しは成功し、彼女は栄光の復活をとげた!が、その矢先に、ヤクザとの黒い交際疑惑、そして八ツ橋の癌が発覚して…!?島耕作が音楽業界に新旋風をまきおこす!

部長島耕作(6)

自らの癌を知りながら、八ツ橋新子は日本CD大賞の賞レース、紅白歌合戦のトリと、歌手人生をかけて年末の仕事をこなしたが、東京タワーの下でのイベント会場で倒れ、持ち直したのも束の間、帰らぬ人となってしまった。対応に追われ、やっと家に帰れた島だったが、新子の後援会会長が会社に乗り込んできて…!?

部長島耕作(7)

島耕作の娘・奈美は、アメリカで14歳の天才シンガー、ナンシー・アレンとの契約を島に持ちかける。ナンシーは、日本にいるはずの父親を捜す目的もあって、日本でのデビューを望んでいた。実は、島こそがナンシーの父親だったのだ!島たち、サンライトレコードはナンシーとの契約、日本でのデビューに全精力を傾ける!

部長島耕作(8)

ナンシーの芸名はNyaccoと決まり、デビューシングルは大ヒットを記録した。サンライトは累積赤字を一挙に吹き飛ばした。いよいよ、島耕作は初芝本社に取締役のポストを用意され、戻れることとなった。しかし、初芝の相談役である中沢が突然のクモ膜下出血に倒れてしまい…!?

部長島耕作(9)

Nyaccoに続く大物新人を狙い、新人アーティストのオーディションが行われた。歌舞伎の花柳虎之介の娘、野添まどかは自分の素性を明かさずにオーディションを受けていたが、島たちは彼女の実力に目をつけた。一方、島は以前交際していた料亭の女将・かつ子と再会し、よりを戻すが…!?

部長島耕作(10)

往年のヒット・グループ、ナイトクラッカーズの来日公演に際し、彼等は全盛期のチヤホヤされた待遇を要求。無分別ぶりを発揮する彼等と、島達サンライトレコード側でトラブルは勃発した。また、ハツシバ現社長らにより、順調な業績のサンライトでの島と、社長派の人間とのすげ替えが画策されていた!

部長島耕作(11)

華やかな過去を捨て、島耕作、第一線の現場・販売へ!島は、福岡ハツシバ販売センターにとばされた。そこは、島のかつての部下で、島を逆恨みする今野が社長だった。今野は、自分の失策の後始末を次々と島に押し付けていく。初体験の第一線の現場、販売店の大将達とのつきあいと、慣れないことだらけの博多生活が始まった。

部長島耕作(12)

ハツシバ本社内では、社長交代の機運が高まっていた。後任人事に関して、現社長派と対抗する勝木専務へのバックアップを島耕作は求められる。そして、島の出向先、福岡ハツシバ販売センターでも、失策の責任転嫁をし続けた今野が社長の座を追われることに…!?

部長島耕作(13)

島耕作は、福岡まで追ってきた元秘書・高市千鶴と量販店社長・三郎丸の仲人を頼まれる。しかし、暴力団組長である千鶴の父が猛反対。島の手腕が問われる!そして、ついに島がハツシバ本社に戻る日が近付いていた。取締役候補に選ばれ、ついにハツシバの経営陣となる…!?