少女時代のトラウマが私を淫らな女に変えた…とある地方の米軍基地のある町で生まれ、母が女手ひとつで私を育ててくれた……とても裕福だと言えないが、母子二人慎ましやかに幸せだった――14才の白人によるレイプ事件までは……その後も繰り返される強姦。何度も何度も弄ばれていくうちに犯される苦痛も次第に快感へと変わっていった。2年後、母が交際相手を家に連れてきた。どことなくあの男に似た人だ。外国人特有の“臭い”が私の体の奥で疼かせた。3カ月後、母とその男は再婚。そのときから彼はまとわりつくような視線を私に投げかけてきた。そして私はまた――。
あなたと出会うことは神様が決めたことなのよ!!!私は小田切伸子。彼氏いない歴45年、45歳の独身OL。男にトキめくこともないし、恋人も結婚相手も欲しいと思ったことはなかったわ。同じ世代の主婦の愚痴なんかを聞いているウチに消え失せたわ――このままでも十分幸せと思っていた矢先、運命の出会いが待っていたの!それは自転車に乗って現れた美少年の羽柴ヒカル。“この人に会うために私は男に縁がなかったのね…、きっとそうよね? 神様!”そうだ! この前、初めて私の家まで送ってくれたお礼に手作りのチョコレートを持っていこう! 隠し味は私の唾液…愛のエッセンスよ♪☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★僕は中学校に通う羽柴ヒカル。この前、前方不注意で自転車でおばさんにぶつかってしまった。おばさんはケガをしていたみたいだから手当をして、謝ったら許してくれから良かった。でも、それから誰かに見られているような気がする。それに、あのおばさん、手作りチョコレートなんて何が入っているか分からないし、気持ち悪い!45歳で初めて恋をしった毒女は暴走特急と化した!彼女の行き着く先には何が待っているのか?
いわく付きの土地にあえて家を建てたものの…その昔、姑が火事を出し、近所を巻き込んで焼失した家。姑はそれを気に病み自殺…、舅も後を追うように病死…。あえてその土地を買い取り、そこに新居を建てました。ようやく引っ越しも終わり、ご近所さんにご挨拶にいってもなぜかよそよそしい。時間が経てば大丈夫と思っていたのに、受け入れてくれるどころか娘までイジメられるなんて…、いったいどういうことなの?ひょんなことで耳にしたのが驚愕のご近所さんたちの噂話。それが――自殺した姑の幽霊が夜な夜な徘徊し、連続放火事件を起こしている――というものだった!絶対にそんなことはないわ! 私が犯人を見つけて姑の潔白を証明してみせる!!思いつきで始めた素人探偵ごっこ。まさかこんな結末を迎えるなんて……
女の友情は“一生モノ”よね?私と彼女は幼稚園からの同級生で、高校からは別々の学校に行ったけど社会人になってからもずっと仲良しだった。でも、私が結婚してからは夫の仕事関係や親戚付き合いなどが増え、何となく疎遠になってしまった。それから五年。夫の会社が乗っ取られリストラされることに……。私は家計を助けるために職を探していると、久しぶりに親友の彼女から連絡があった。それが破滅へ突き進む第一歩となるとは考えもしなかったわ――夫のことや職探しをしていることを相談するとご主人の洋食屋を手伝ってほしいと言われ、働くことに。するといつしか、彼女のご主人は私をしつこく誘うように……「きみの旦那も今頃よろしくやっているさ」――ウソよ! そんなはずないわ!!イヤな予感がしてすぐに自宅に戻ってみるとそこには親友と肌を重ねる夫の姿が……
初めて上京したときに見た“赤いハイヒール”に憧れた女のストーリー世話になっていた叔母の家では、叔父に関係を求められて高校を卒業したら東京へ行こうと決心した。そして当時付き合っていた彼も東京の大学に合格して一緒に行ってくれるっていっていたのに彼は合格できなかった――「来年合格してきっと迎えに来る」と1年前に約束したはずなのに手紙を書いても返事も来ない……。もうあなたのことを忘れるわ。私は赤いハイヒールの似合う女になるの。上京したての私を助けてくれた社長の“女”としてそんな彼女の決意を余所にドアをノックするのは忘れると決心した“彼”だった。運命に翻弄される一人の女は、赤いハイヒールに何を願うのだろうか――
立ち寄った土地はいけにえを狩る魔物の棲む場所――生まれつき目の不自由な私は、都へ職を探しに行く途中、とある村で“小浪”と出会った。小浪は、見も知らぬ私を家に招いて一晩泊めてくれるという。そして「遠く離れた都ではなく、この村で働けばいい」という言葉に甘え、小浪も奉公している庄屋の家で働くことになった。しかし、この村は100人目の男の精力を吸い取り魔界への道を繋ごうと画策している魔物の棲だったのだ!
京都で聞いた怪談話は本当に怖ろしかった……9月の残暑が厳しい京都。本当は親友とふたりで旅行だったけど彼女の都合が悪くなり、ひとり旅となってしまった。それでも京都はやっぱり風情があってひとりでも楽しめるわ。今日の宿はホテルや旅館ではなく、お寺。しかも泊まり客は私ひとり。住職の奥さんはとってもおしゃべり好きらしくいろいろな話を聞かせてくれたわ。そして部屋に用意してくれた“蚊帳”にまつわる恐ろしい話も……
「壁から白い手が出る」「見知らぬ女教師が出る」などの怪談話が一人歩きする歴史のある学校でPTAの役員をしている私。でも、子供とは血のつながらない夫の連れ子。なかなか心を開いてくれない息子や他の役員から、ゲスの勘繰りを受けたりイジメられたりする。でも、ゆっくり時間をかけて親子になればいいし、言いたい人は勝手に言わせておけばいいわ。ある日、PTAで使う台車を探し求めていると旧校舎に迷い込んでしまう。そこに通りかかった足に火傷を負った女性教員が階段の下にあると教えてくれた。その階段は、まるで洞窟の入り口のようだった…
たった一度の邂逅がひとりの女の人生を狂わせた人の紹介で出会った男性に「ぜひ」と望まれて結婚した。15歳も年上だったが、若々しく優しい人で私は幸せだった。結婚してまもなく子供も授かった。同居する義父母との関係も良好で、私を温かく迎え入れてくれた、まさに絵に描いたような幸せな毎日を過ごしていた。でも、その幸せはどこかで感染した“風疹”によって打ち砕かれてしまった――病によって流産し、優しかった姑も態度が一変…夫もまさか愛人をつくった上に、子供まで作るなんて…そして私は出て行くしかなかった――そして私の人生は転落していく…ひょんなことから、幸せだったころに出会った少女と再会する。そして私に“病”を伝染したのは彼女だと気づいてしまった――
温かい家庭が欲しかっただけなのに……幸せな家庭を作りたい――そう思って結婚し、子供も授かった。でも、夫は私の妊娠中に愛人を作っていた……。生まれてきた子供のためにと、家政婦のような扱いにも我慢していたのに「悪いけど、お前との生活に飽きたんだ」私は家を追い出される前にお金を少しでも貯めようと子供を連れて夜のバイトを始めた。そこで私に優しく声をかけてくれたひとりの男と出会った。私のためなら何でもしてくれるというその男に憎くて憎くて仕方ない夫を殺してと頼んだ……。それが私の悲劇の始まりだった。まさかあの子まで失うなんて……
僕の父は数学の教師でテレビの講座にもなんども出ている。学校も近所もそれだけで父や僕を特別視した――でも、あんな奴、死んでしまえばいいのに……世間では立派だといわれている親父。でも、本当は母さんをいじめる悪い奴だ。小さな頃から「早く大きくなって、僕が母さんを守るんだ」と心に決めていた。いつしか母さんと僕は…… ひとつに結ばれた……でも、この血はいったい誰のものなんだ?せっかく母さんが僕だけのものになったのに……
10年前の淡い恋心が悪夢を引き起こした……黄金色のみかん畑を登ると日本海が足下にひろがる崖。ここはあの日、あなたを想って泣いた場所…あれから10年たったいまも、あの悪夢のような出来事は忘れられないわ――そうあの頃は、みんな幸せだったのよ……
夫の転勤で社宅生活になった藍本留美(33)。社宅なんて初めての体験だし、ちょっと心配…その心配は的中! 社宅の顔役である部長の奥さんは引っ越し挨拶の品を指定する始末。さらに週一回はお部屋の掃除をさせられるなんて…でも、夫の上司の奥さんだし断るわけにいきません。そうしているウチに「そのコートかわいいわね、ちょっと貸して」「うちの娘の服をつくって」「ちょっと子供たちの面倒を見て」とまるで私を奴隷のようにこき使う。でも、まさかあの奥さんがあんなことしてたなんて……
俺はお前の体のどの部分にホクロがあるのか全部知っているんだぜ…付き合っていた男と別れたのが26歳。それから2年後、上司に紹介された夫と結婚し、舅と姑、娘と幸せな日々を過ごしていた。ところがある日、その幸せな日々を打ち砕く電話が掛かってきた――「6年前、おまえに捨てられた男だよ。いや…、俺の中じゃ別れたなんて思っちゃいないさ」なぜ電話なんかしてくるの? 恨み辛み? それとも私を殺す気!?どうしよう? 家族には絶対に知られたくない…もうあんな男とは二度と会わないって決めたけど、逃げも隠れずもせずにハッキリ言ってやるわ!!
連続放火事件は女の怨念が引き起こした――私は海外にも取材にいく売れっ子プロカメラマン。いまは後輩にたのまれて連続放火事件を追っている。しかも、被害者は私の高校の同級生。放火現場で変な帽子をかぶった放火魔をきっちりカメラでとらえたはず…それなのに撮れていないなんて。いったい何が起こっているの!?そういえばあの変な帽子をかぶった犯人はどこかで見かけたことがある!そう、私が見た夢で……
偶然訪れたその場所には拝んではいけないお地蔵さまがいた――一年で3日だけ私に自由をくれる夫。その3日間は一人旅を楽しむのが私と結婚の約束だった。今回も足の向くまま、気の向くまま……道中でみつけたお地蔵さまをカメラで撮っていると「拝んではだめよ! みゆきがそう言っているから!」と一人の少女が話しかけてきた。そうそれが恐るべき恐怖体験の始まり……お地蔵さまにまつわる言い伝え、そして20年前に行方不明となったお地蔵さまと同じ名前の女教師、すべての事柄がひとつにつながるとき真相が明らかとなる…
当時6歳の一人息子が行方不明になってもう2年――誘拐した犯人からの連絡もなく、手がかりすらつかめず単なる失踪事件として捜査は打ち切られてしまった。息子を失った悲しみにうちひしがれる私を見かねた夫が久しぶりに旅行に誘ってくれた。その場所は山奥のひなびた温泉地だったが、「どんな願いも叶う祠」があるという伝説をもつ地だった。ただし、願いを叶えて貰うためには“自分にとって最も大切なもの”と引き換えなければならない。そして、その祠には近づくなと村人にきつく忠告を受けた。「あの子に一目でいいから会いたい… 何を引き換えにしてもいいから……」しかし、その願いを叶えるために引き換えたものは信じられないものだった……
助けてーおねーちゃーん! 蛇穴から私を呼ぶ声がするのよ――私は17年前に蛇穴で起きたあの事件が忘れられない。私と弟が何者かに襲われた忌まわしい事件…倒れていた私には無数の傷、そして弟はそれきり行方不明になったという。これは後から聞かされた話。私にはまだ弟があの中にいて私の助けを待っているような気がする。失われた記憶を取り戻すためにも蛇穴へ向かった――そこには17年前の事件の真相と、さらなる恐怖が待ち受けていた……
私が愛した人……それは姉の旦那様でした。高校生の私の一目惚れだった。でも恋に落ちた瞬間にはもう遅かったの。だって彼は、姉が連れてきた恋人だったのだから。ひとつ屋根の下であの人が姉と交わっている。私がもっと早く生まれてもっと早く出会っていたら――。恋心は止まらない。「きれいな星、一生見られなくなっちゃうわよ」母の言葉も無視して、ついに私は義兄と契った。許して、お姉ちゃん。私は自分の愛に素直になりたいだけ……。しかし彼と一緒になるということは、たったひとりの姉を一生失うということだった。私が受けた罰とは?
義両親との同居生活でも毎日ハッピー! お義父さんとお義母さんには可愛がってもらってます♪ そう、“いろんな”意味で――。夫が出張がちなため結婚を機に同居を始めたけど、舅も姑も本当に優しい人たち。ただちょっとお義母さまは優しすぎるかも!? 私の髪をうっとり撫でたり、高価な服をたくさんプレゼントしたり……。実はお義母さんは男嫌いのレズビアンで私の体を狙っていた! 大人の女のテクニックで初めての快感を知る私。さらにお義父さんまで若い私に熱視線だった! しかもお義父さんはビックリするほどの“アレ”の持ち主で……! この同居生活、気持ち良すぎ!?
やめてェ、あんた! 子供には手を出さないでェ! 恋人が包丁を両手に追いかけてくる!水商売をしながら一人息子を育てる私は、まるで運命の出会いみたいに彼と惹かれていった。この人は私の仕事にも偏見がない。この人なら息子の優しいパパになってくれる。いつかお互いの両親に紹介しあえたら……。そんな希望を持って暮らしていた。でも彼はある日、本性を現した! 異常な束縛、嫉妬、そして暴力……。彼の理不尽な怒りの矛先は息子にまで向いた。血を流して泣く私の子供。この子の片耳が聞こえなくなるかもしれないなんて……。でも私はどうしても彼から離れられない。彼は可哀想な人なの。だって――。後味の悪さは最高! 歪んだ愛の物語。
この家には私にしか見えないモノがいる――。夫と引っ越した先は高窓のある素敵な家。少し古いのも落ち着けそうでむしろ長所かも♪ でもなんとなく気づいてきちゃった。この家、子供の幽霊が棲み着いているわ……。子供は何も危害を加えてこない。ただ私のそばにくっついているだけ。この子は一体――?私はこの家で起きた悲惨な事件を知った。家族に疎まれたその少年は、高窓の部屋に閉じ込められて……。真相を知って涙が溢れて止まらなかった。私がこの子のママになってあげよう。それからの私は、傍から見たら異常だったかもしれない。でもあの子は素敵なプレゼントをくれたの――。
姉の恋人の正体は、私のストーカーだった!職場にかかってきた謎の電話。「ずっと君だけを見ていた…」観察者は私をどこかから観察しているらしい。一体誰の仕業だっていうの……? その夜、私は自宅で姉の恋人・貴彦に犯された。あの電話をかけてきたのは貴彦さんだったのね!? こんなこと、お姉ちゃんが知ったら……! しかし欲求不満だった私のカラダは、次第に彼のテクニックに溺れていく。プレイもどんどん過激なものになっていき……。お姉ちゃん、ごめんね。妹は快楽に溺れる、ただの“雌”になってしまいました。
私と親友の関係は、不妊治療を通して大きく変わってしまった――万里は大学時代からの無二の親友。主婦同士で服もおそろい、マンションも同じだなんて、ちょっと変わってるかしら? 実は万里の夫は、私の元恋人でもあるのよね。でも家族ぐるみで今も親しくしているのよ。。ただふたり一緒に受けていた不妊治療で、私が一足先に妊娠してしまった。すると万里からメール爆撃が!「私のこと…忘れないで」少しずつ万里から離れていく私を逃すまいと、彼女は私たち夫婦の仲を引き裂こうと画策する。これってストーカーじゃない! もういや、もう万里のいないところで暮らしたい!そして数カ月後、逃げるように引っ越した私の前に現れたのは――。