プレミア化(定価より高く)した漫画について
松本零士が所持していた版をもとに復刊が叶ったのと同じ現象を期待してもいいかもしれません。これを書いている間に既に話が影で進んでいるといいなあ。 なお、多くの人はよしもとよしともが高木りゅうぞうの短編「ツイステッド」をカヴァーしたことから彼が持ってるのではないかと推測するかもしれませんが、最近出た『フリースタイル』誌(53号)の「マンガ家による極私的偏愛マンガ BEST 5 20th & 21st Centuryアンケート」で残念ながらなくしてしまった...と話してました。しかしだ、よしもと先生は何回も何回も読んでとうとう完全に覚えるぐらいに読み込んだとも言っていて、それはつまり、それぐらいすごい漫画だったんだと。そう、そうしたその時生きてる時代なり体験なり記憶なりと結びつく固有の読書体験こそが、実のところ「幻の作品集!」というイメージが伴う価値よりも、はるかに大事で手放してはいけないものなのかもしれませんね。 (おしまい) *1 初出はCOMIC CUE vol.2(1996年) よしもとよしとも「青い車」(イースト・プレス、1996年刊)所収 絶版ですが、後者はブッコフとかでも割と簡単に手に入ります。 *2 幻の漫画家”高木りゅうぞう”とは - note https://note.com/3wn/n/nd5941721ae37
皆さんの『マンガ履歴書』が見たい!
松本零士、帯ひろ志、鳥山明] ▼青春時代に読んでたマンガ・マンガ家 [濃爆おたく先生、KING OF BANDIT JING、クロノアイズ、鋼の錬金術師] ▼大人になって好きになったマンガ・マンガ家 [KING OF BANDIT JING] ▼年齢問わず、ずっと好きなマンガ・マンガ家 [手塚治虫、鳥山明] ▼「なんか面白い漫画ない?」って聞かれた時に答えるマンガ [相手次第としかだがとりあえず短めなら道満晴明、長編ならマップス] ▼子孫へ受け継ぎたいマンガ [鋼の錬金術師、ブラック・ジャック] ▼死んだら棺桶に入れて欲しいマンガ [棺桶には入れなくていい、受け継いでくれるか売りはらってくれ] ▼最後に履歴書を書いてみた感想をぜひ! [そういえばKINGOFBANDITJINGの方は初めて読んだ時は対象年齢上がり過ぎて当時は理解難しかったなあとか、ボンボンっ子だったけど実際どっち先に読んだっけ…とか]