ヤンキーだけど根っからの純情派、血の池学園の番長・修羅(鬼)と、運命の出会いをいつも夢見ているビッチ、センジュ学院のカムイ(雷神)に訪れる運命のきまぐれラブ!! 三途の川原にて待つ――。そんな果たし状から始まる修羅とカムイの恋は、勘違いとすれ違いの連続で……!? はるか人類が生まれる以前の古来より、天には天の、地には地の、鬼が居る――。雷神に風神、閻魔、仁王など、天と地のクセ者たちを巻き込んだ恋の大騒動!!
東京バレエ団のプリンシパル、上野水香さんが漫画になりました! 内気な少女だった水香を変えたのは「バレエの出合い」。レッスンに夢中になるうちに、すぐにその才能が開花。ステージで輝きを放ち始めます――。日本にとどまらず世界中から愛されるバレリーナのドラマティックな半生を完全コミック化!
山奥の“がっこう”には人間になりたい動物たちがいて、人間の“せんせい”といっしょに毎日、お勉強したり、ムラッとしたり……学びながら四季折々をすごしているのです!! 新米“せんせい”の多田温之(ただ・はるゆき)と、せんせい大好きな犬の友(とも)、眼鏡のキツネ・銀(ぎん)、プリティボーイなウサギの暢太(のんた)、去勢された猫の雪(ゆき)、野良猫だった野良(のら)、ちびっ子リスの風(ふう)と空(くう)たちがくりひろげるショートコミック、もふもふの第1巻!!
幼少期に出会った不思議なひと。大人になり再会した「彼」は、あの頃と姿形が一切変わらずまるで…幸せを運ぶ「座敷わらし」のようだったのです。サラリーマンとツンデレ座敷童のほのぼの愛され物語。 「蜜の王国」「がっこうのせんせい」で人気の松本花が送るほんわかラブストーリー!
放蕩のかぎりをつくした人生を送り晩年を迎えた世之介(よのすけ)は、伝説の楽園「女護が島(にょごがしま)」を目指していたが、船は難破してしまう。やがて目をさました世之介は、年老いていたはずの自分の肌には艶がもどり自分が若返っていることに気がつく。そして目の前に現れる情を交わした女たち男たち。こうして、世之介の人生をふりかえる物語は始まった……。 毛利亘宏(『少年社中』)脚本・演出の大人気舞台『贋作・好色一代男』を、その魅力を知り尽くした松本 花が満を持してのコミカライズ!! 世之介を演じた俳優・矢崎広+毛利亘宏(脚本・演出)へのインタビュー(聞き手・松本 花)を巻末収録。
奇跡の美形だけど性格が超地味な草壁は、告白されても、つまらないとフラれてしまう不憫男子。ある日、同級生の進藤が同性とタダならぬ関係と知り謎のドキドキ感で支配されるようになって…無駄にイケメン高校生「恋」のお悩み物語
オレのカラダどうするつもり!!? もんもん もやもや発情期を迎えている野良[のら]と銀[ぎん]なのですが、な、な、なんと、友[とも]にも発情期の兆しが――!? そんな折りも折り、階段から転げ落ちた拍子に先生と銀と暢太[のんた]と妖[よう]の中身が入れ替わっちゃったから、さあたいへん! “ケモ耳”スチューデンツのココロとカラダをめぐる微熱なひと騒動!! あいつがおれでおれがあいつなムフフな発情期の行方やいかに……!? 大人気『がっこうのせんせい』後日譚!!
戸川章は、兄・悟が大好きっ子(内緒だけど)。ある朝、そんな彼の前にヒゲのカメラマン・中原薫が現れた。章の内緒の気持ちを見すかしてる中原につきまとわれ、迫られ……次第に章の心にムムムな気持ちが!?『夏休み』にリンク!!
小ちゃくてかわいい緑ちゃんは強くてかっこいい黒ちゃんが大好き。ふたりはとっても仲良しラブラブです。遊び人のはっちゃん、マジメ眼鏡のスズキさん、ダンディ・影ちゃん、大切なお友達と過ごすステキな毎日は宝物。時にはちょっぴり切なかったり、思わずキュンときちゃったり…そして、優しい気持ちが甘い恋へと変化して!?小さな虫さんたちのおっきなラブと幸せがいっぱいつまった大人気シリーズ待望の第1巻!
とある星の王族ベリー家・第一王子クラムは、嫁探しに地球に来た。出現先は苺大福の中……。佐藤一(24歳・メガネ)がひと口食べた苺大福から飛び出たクラムは、一に指輪をハメて婚約宣言するが、よく見れば一は男!?指輪をハズすためクラムの嫁探しをすることになり……やがて2人にある感情が芽生えて☆「苺弟王子」も収録。
2004年、初めて日本人女性ダンサーとしてモーリス・ジャベールの『ボレロ』を踊ることを許され、2023年現在もいまだ日本人女性唯一である上野水香さん。その、上野水香さんのバレエ人生を描いた伝記的作品です。 漫画を担当する松本花(まつもとかずら)さんの絵がとても良く、冒頭の『ボレロ』のシーンから迫力と美しさを感じられますし、その後も人間の身体を駆使するバレリーナの姿を巧みに描いていきます。そして、日常のシーンもときにコミカルに、ときに感情を猛々しく表しながら、丁寧に読みやすく描写されています。ナレーションが多いため文字数も多めなのですが、それを感じさせずにスムーズに読ませるネーム力があります。 物語は、上野さんが鎌倉に住んでいてまだ2歳の明るい少女だったころから始まります。本来活発な性格であるにも関わらず、幼稚園で友達を作れず通園を渋るようになってしまっていたところで出逢ったのがバレエ。生来の体の柔らかさがあることが解ると、それが自信にも繋がっていき友達もできるようになっていきます。 バレエが理屈抜きで楽しくそのお陰で自分の人生が豊かになったという原初の体験はとても大きいもので、その後の人生をずっと支えてくれるものになっていたのだということが読んでいて伝わってきます。 そして、程なく小倉佐知子バレエスタジオに通い始め、5年生のころにはあの草刈民代さんも在籍した牧阿佐美バレヱ団の公演にも出演するように。最終的に170cmと女性では高身長になるものの、当時は背も低いままで伸び悩んでおり、さまざまな逆境があったことも綴られます。それでもバレエを心から愛する気持ちが原動力となり、苦しい瞬間を乗り越え跳ね除けながら目標へ向けて少しずつステップアップしていく姿には勇気やモチベーションをもらえます。 中学生のころから、厳しいレッスンのみならずおやつを控えながら栄養バランスの整った食事をよく咀嚼しながらゆっくり食べ、体のケアを怠らなかったというプロ意識の高さは見習うべきものがあります。 上野さんはたくさんの人々への感謝を口にしながらも、インタビューでは「自分自身の人生は孤独」とも言っています。それは、表現者特有の境地でしょう。しかし、『ボレロ』を踊っているときは孤独でありながらも限りなく自由であるともいいます。それを描き表したシーンも、この作品でも屈指の力の入れ具合ですのでぜひ読んで確かめて欲しいです。
2004年、初めて日本人女性ダンサーとしてモーリス・ジャベールの『ボレロ』を踊ることを許され、2023年現在もいまだ日本人女性唯一である上野水香さん。その、上野水香さんのバレエ人生を描いた伝記的作品です。 漫画を担当する松本花(まつもとかずら)さんの絵がとても良く、冒頭の『ボレロ』のシーンから迫力と美しさを感じられますし、その後も人間の身体を駆使するバレリーナの姿を巧みに描いていきます。そして、日常のシーンもときにコミカルに、ときに感情を猛々しく表しながら、丁寧に読みやすく描写されています。ナレーションが多いため文字数も多めなのですが、それを感じさせずにスムーズに読ませるネーム力があります。 物語は、上野さんが鎌倉に住んでいてまだ2歳の明るい少女だったころから始まります。本来活発な性格であるにも関わらず、幼稚園で友達を作れず通園を渋るようになってしまっていたところで出逢ったのがバレエ。生来の体の柔らかさがあることが解ると、それが自信にも繋がっていき友達もできるようになっていきます。 バレエが理屈抜きで楽しくそのお陰で自分の人生が豊かになったという原初の体験はとても大きいもので、その後の人生をずっと支えてくれるものになっていたのだということが読んでいて伝わってきます。 そして、程なく小倉佐知子バレエスタジオに通い始め、5年生のころにはあの草刈民代さんも在籍した牧阿佐美バレヱ団の公演にも出演するように。最終的に170cmと女性では高身長になるものの、当時は背も低いままで伸び悩んでおり、さまざまな逆境があったことも綴られます。それでもバレエを心から愛する気持ちが原動力となり、苦しい瞬間を乗り越え跳ね除けながら目標へ向けて少しずつステップアップしていく姿には勇気やモチベーションをもらえます。 中学生のころから、厳しいレッスンのみならずおやつを控えながら栄養バランスの整った食事をよく咀嚼しながらゆっくり食べ、体のケアを怠らなかったというプロ意識の高さは見習うべきものがあります。 上野さんはたくさんの人々への感謝を口にしながらも、インタビューでは「自分自身の人生は孤独」とも言っています。それは、表現者特有の境地でしょう。しかし、『ボレロ』を踊っているときは孤独でありながらも限りなく自由であるともいいます。それを描き表したシーンも、この作品でも屈指の力の入れ具合ですのでぜひ読んで確かめて欲しいです。