人口2千人の小さな島「階段島」、そこに住まうのは「捨てられた」人々。停滞した安定の中で、七草は穏やかに暮らしていた。しかし、どこまでもまっすぐな少女、真辺由宇との再会が、彼の日常を大きく変えて…?
階段島――その長い階段の上には、魔女がいる。閉ざされた島から出るには、“失くしたもの”を探さねばならない。真っ直ぐな瞳の少女・真辺由宇がそこに降り立ったとき、物語はどうしようもなく動き出す。シリーズ累計80万部突破の大人気小説が、原作者・河野裕書き下ろしのシナリオで待望のコミックに! 小説にはないエピソードも多数収録。
様々な能力者が存在する街・咲良田(サクラダ)を舞台に繰り広げられる、シリーズ累計60万部突破の青春ミステリ。原作者・河野裕氏自らが『猫と幽霊と日曜日の革命[サクラダリセット1]』を元に、漫画用脚本として再構成。漫画家・乃花タツ氏の透明感ある筆致で、原作の持つ空気感を巧みに表現している。見聞きした事象を完全に記憶する能力を持つ主人公・浅井ケイ。世界を三日巻き戻す能力(リセット)を持つ少女・春埼美空。ふたりの能力が出会ったとき、さらなる物語が動き出す──。
駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。その途中に佇むカフェ『徒然珈琲』には、ちょっと気になる二人の“探偵さん”がいる。元編集者でお菓子作りが趣味の佐々波さんと、天才的な作家だけどいつも眠たげな雨坂さん。彼らは現実の状況を「設定」として、まるで物語を創るように議論しながら事件を推理する。私は、そんな二人に「死んだ親友の幽霊が探している本をみつけて欲しい」と依頼して…。河野裕の大人気ミステリを、心温まる、優しいコミカライズでお届けします。
能力者が集う街「咲良田」。記憶保持の能力を持つ浅井ケイは三日分の時間を「リセット」できる春埼美空と学校の「奉仕クラブ」に所属していた。奉仕クラブの指示でケイは「死んだ猫を生き返らせて欲しい」という依頼を村瀬陽香から受け、春埼と共に猫探しを始めるのだが!?能力者が集う街「咲良田」で生きる少年と少女の切なくも儚い物語。