「お前がいないと野良犬だ」お坊ちゃん・総一郎の遊び相手として屋敷につれてこられた桂。そんな桂の望みは、大好きな総一郎を守ることだった。二人はいつしか身体の関係になるが、ある日突然、総一郎は姿を消してしまう。守る者を失った桂はヤクザになるが……。表題作「犬の生活」ほか「方舟管理人」「夜夜」「解体屋」「モノマニア」「犬のように駆けてゆくよ」「春の足音」「ドアを叩いたのは誰だ」の全9話を収録。
お坊ちゃん・総一郎の遊び相手として屋敷に連れてこられた桂。そんな桂の望みは、大好きな総一郎を守ることだった。2人はいつしか身体の関係になるが、ある日突然、総一郎は姿を消してしまう。守る者を失った桂はヤクザになるが…?収録作品:「犬の生活」/「方舟管理人」/「夜夜」/「解体屋」※松文館のコミックスを分冊しております。
高校生テツは、クラスメイトの小野田がなぜか気になる。そのうっとおしい前髪を上げたら、小野田はとっても美形。しかも「好き」と告白されてしまった!! 「好き」ってどういうコト? 男同士で…どうするの!? そんなとき2人の身近に思わぬ変化が……。
類まれなるピアノの才能を持った悠斗(ゆうと)は師事している音楽一家の息子・富永(とみなが)に想いを寄せている。恋の相談相手である、富永の姉の助けもあり、彼の家に押し掛けて同居スタート!しかし「好きな人と一緒にいることができる」と喜ぶ悠斗とは対照的に、悠斗の才能にしか興味のない富永。そんな悠斗の恋心を利用する富永は、冷たくしては反応を楽しむ毎日で…?だがある日、悠斗のピアノの音色が彼自身の心を映していることに気付く。「様々な音色を聞きたい」と才能に魅入られた末、悠斗を弄ぶ行為はエスカレートして――!?
最近、直が俺にやさしい。また逃げられる前フリだったらどうしよう――最初に、彼女を作りたかったら好きにしていい、と言ったのは俺だったけど、どうしても不安を隠せない……。
あてもなく、ただ逃避のためにやって来た海辺の町。しかし、そんなところでも、一定の距離を置いて、飼い犬――アイツ――は追ってくる――。
「一之瀬くん、君は私のかわいい恋人なんだよ?」マジメでクールビューティーなメガネの秘書・一之瀬は、遊び人気質な社長のお気に入り。秘書兼、愛人として接する控え目な一之瀬に、ところ構わずちょっかいを出してくる社長。それは気まぐれ?それとも本気の恋……?ちょっとズレてる2人のオフィスラブライフほか、読みきり作品などを収録
幼いころから「見てはいけないものが見える」体質の持ち主・野久保圭司は親の事情で祖父の暮らす田舎へと引っ越してきた。転校先で、犬の頭と人間の体を併せ持つ「見てはいけないもの」を憑けた少年・藤堂七尾と出会う。藤堂は「七代祟られている」と、地元でも有名な家系だといい、そんな藤堂が野久保のことをなぜか知っていて……!?
駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。その途中に佇むカフェ『徒然珈琲』には、ちょっと気になる二人の“探偵さん”がいる。元編集者でお菓子作りが趣味の佐々波さんと、天才的な作家だけどいつも眠たげな雨坂さん。彼らは現実の状況を「設定」として、まるで物語を創るように議論しながら事件を推理する。私は、そんな二人に「死んだ親友の幽霊が探している本をみつけて欲しい」と依頼して…。河野裕の大人気ミステリを、心温まる、優しいコミカライズでお届けします。