アゴナシ運送を営むゲンさんと、雇われっ子ケンヂ。 お馬鹿な大人たちのやりとりをアハハと笑って楽しむ漫画です。 ティーンエイジャーなころは大人な下ネタが炸裂する漫画のひとつと思っていました。 大人になって読むと、ゲンさんの言動に嫌な上司の言動が重なって、暴れ者モードのゲンさんへの苛立ちが増しました。 大人って、こういう気持ちで読んでたのかと、少し勉強になりました。 そしてお馬鹿な大人と書きましたが、ゲンさん32歳、ケンヂ19歳だそうです。 大人とはいえ、まだそれほど年配ではありません。 やり直しもまだ容易な年齢です。 コンボイケーキやおつきさんについても何か書こうと思っていたのですが、あらすじに書かれた年齢を見て、「ケンヂ、君はまだやり直せるはず」「ちぃちゃん(ケンヂの彼女)、こいつ変わらないなら逃げて!!」という気持ちが渦巻いてしまい、感想がまとまらなくなってしまいました。 やっぱり読み手が大人になると、感じることは違いますね。 ページをめくってももじゃもじゃアゴナシ太り気味の中年中年中年‥ ですが、おもしろいですよ。
絵柄がだいぶオシャレになってます。タイトルの感じも「アゴなしゲンさんとオレ物語」と韻を踏んでてオシャレです。 ですが、内容は平本先生特有のオゲレツギャグです。温泉街で勤務するコンパニオンさんが温泉水を大量に飲むとやりすぎてしまうモードに突入してしまう物語です。正直温泉水を飲む前からそれなりにやりすぎているのですが、モー変するとさらにやりすぎてしまいます。そこが、おかしく、本作の見せ場です。 ゲンさんと比べて、こちらは絵柄がシュッとしてるので、個人的にはすごく読みやすかったです。やりすぎでとんがってる感じもむしろ小気味良いです。 一番びびったのは実写化されているという点ですね。
スーパーボールガールという作品を目にして、気になったのですが、まだ1巻しか出てないということで、他の作品を見てみようと思ったら、なんと絵柄的には同一人物の作品とは思えないゲンさんが!!! こちらの作品、私がもっとも堕落した生活を送っていた大学生時代にヤンマガでやっていて、そんな堕落して大量の時間を持て余していた時期にもかかわらずトバしていた作品でした。。。 再読してみたのですが、やはり私には合いませんでした。ギャグのセンスが少し私とずれているのかも知れません。 同作者のやりすぎコンパニオンとアタシ物語という作品も読んだのですが、こちらはギャグセンス自体はそこまで変わってないのにもかかわらず読みやすかったです。 平本先生のストーリーとかギャグとかキャラとかは、結構とんがりがキツく、オゲレツ度も飛び抜けているため、それを中和し、万人に届けるためには、シュッとした絵が是非とも必要だったのかも知れないと思いました。そういう意味で、本作の連載を続けながら、絵柄の華麗なる転換を遂げたのは、かなり先生にとってのターニングポイントになってると思います!これが早期打ち切りになっていたら日本のマンガ史も大きく異なっていたことでしょう。 絵がだいぶシュッとしてくるのは12巻くらいからなのですが、すでに登場人物を愛せなくなってしまっていたので、キライから好きに変わることはむずかしく、ファンの方には申し訳ないのですが、15巻でドロップしてしまいました。すいません。。。スーパーボールガールズに期待してます! 平本先生の絵の進化を目撃したい人にはオススメです!!!! ただ、「早く帰んなきゃ!! アニメ『男の星座』今日が最終回だぞーーー!」は笑ってしまいました。
1巻読了。 これからの生活どうするんだろう? ドアも、ボコボコのままだし、騒音もすごそうだし、電気代、ガス代、何より食費がかかりそう。 そして、性欲は抑えられるのか? 殺人事件どうなる? そこで、生まれたスーパーボールたちは、今後どうなるのか? 謎がいっぱいつまっています。
昔のアメリカの文化とかが好きな人は読むと良いです。 当時の世界観がわかります。(ヴィンテージとかの言葉が無性に好きな人ね) 舞台は、1920年代禁酒法時代の話です。 南部の雰囲気とか、ブルースの音楽の熱気が伝わります。 なんか映画を見ている気分になります。 バーボン片手にいかがでしょう。
題名と表紙が気に入ったので読んでみた。 主人公の女生徒が学校を支配していく様が面白かったです。
「アゴなしゲン」以来、平本アキラ先生が好き過ぎる小生。 (しかし、画力の進化がハンパない漫画家ランキング1位だと思います。知らない人は、アゴなしゲンを読んで欲しい。) 監獄学園の次はヒーローものかぁと楽しみにしておりましたが、まさかの完結。 内容も現代っぽい雰囲気の中に、能力のあるヒーローや怪人が登場するなどSF要素も入れつつ、一方で平本節とも言えるおバカなギャグは健在。 真骨頂のエロティックな描写もあって、さぁどう転ぶかな?と思っておりましたが…完結は残念です。 最終巻まで読みましたが、ストーリー的には若干未消化な感じを受けますね。 怪人の属する特解戦線とヒーローが率いる正義管理部、それぞれの動機や狙いとかも語られていない部分が多く曖昧でした。 なぜ特殊能力が出現しているのかとかも。 とはいえ、クライマックスにむけての怒涛の展開やドンデン返しの連続は、スパイ映画のようでスリルと爽快感があって面白かったです。 だからこそ続いてほしかったなぁ。 あと、1巻と最終巻で同じ描写があるのですが(ビルの爆発のところ)、時系列的に繋がっているってことなのかな?
主人公は新人の温泉コンパニオン。かなりのドジっ子なのでラッキースケベ的な見せ場もたくさんあるのですが、温泉水をガブ飲みするとヒーローに変身する能力に開眼してからはもっとすごいです。なんかもうアウトなんじゃないか?と思う位やり過ぎています。
アメリカの痛ましいニュースが届いた日に、久々に単行本を手に取りました。黒人が明確に差別されていた時代の伝説のブルース・ギタリスト、ロバート・ジョンソン。 RJが生きた時代のアメリカでは、リンチが普通に行われています。それは人々の差別意識が社会における「常識」だったからです。当然、現代においてそれは否定されるものです。しかし、その意識というのは地下茎のように隠匿されているだけなのかもしれないと、悲報を聞く度に突きつけられているような気にさせられます。 ブルーハーツの永遠の名曲に、「青空」という曲があります。十代の頃にこの曲を聴いて、多少は他人に優しくなれただろうかと、四十代の中年は自省をします。RJの生きた時代も、空はきっと青かったのだろうし、100年先でも空は青いままだろうと。 作品についてあまり触れていないのですが、この作品は音楽マンガとしてもアクションマンガとしても歴史マンガとしても超一級の作品です(描くのが難しい作品であることも容易に想像出来るのですが…)。 どれほどの時間がかかろうと、この作品がきちんと完結することを願っています。 マンガとは関係のない蛇足ではありますが、故・石田長生さんがRJを唄った「汚職」という曲があります。悪魔との取引を「汚職」という言葉に込めた言葉のセンスの素晴らしさがとても光る曲なのですが、トリビュートアルバムでヒロトがカバーしていることも併せて記しておきます(「青空」は石田さんもカバーしてます。以下、本当に蛇足でした)
エロい漫画だなあと思って何となく読んでたんですけど、ストーリーがしっかり練られていて伏線の回収も素晴らしく学校を監獄の舞台に仕立てるなどアイデアも斬新で、今までに見たことが無いジャンルの漫画だと思いました。主人公が真面目にバカやっているので共感が持て、すごい好きになりました。
アゴナシ運送を営むゲンさんと、雇われっ子ケンヂ。 お馬鹿な大人たちのやりとりをアハハと笑って楽しむ漫画です。 ティーンエイジャーなころは大人な下ネタが炸裂する漫画のひとつと思っていました。 大人になって読むと、ゲンさんの言動に嫌な上司の言動が重なって、暴れ者モードのゲンさんへの苛立ちが増しました。 大人って、こういう気持ちで読んでたのかと、少し勉強になりました。 そしてお馬鹿な大人と書きましたが、ゲンさん32歳、ケンヂ19歳だそうです。 大人とはいえ、まだそれほど年配ではありません。 やり直しもまだ容易な年齢です。 コンボイケーキやおつきさんについても何か書こうと思っていたのですが、あらすじに書かれた年齢を見て、「ケンヂ、君はまだやり直せるはず」「ちぃちゃん(ケンヂの彼女)、こいつ変わらないなら逃げて!!」という気持ちが渦巻いてしまい、感想がまとまらなくなってしまいました。 やっぱり読み手が大人になると、感じることは違いますね。 ページをめくってももじゃもじゃアゴナシ太り気味の中年中年中年‥ ですが、おもしろいですよ。