登場人物はボーン親子と住み込みの秘書。 父のほうは古い文字を解読する、言語学の教授。 天才的なセンスを持ち、その言語解読能力は暗号にも通づる。 一方、息子は父と正反対の体育会系。 住み込みの秘書は教授の研究補佐をしたり、男所帯で家事をしたりする修道院出の女性。 ボーン教授は軍で暗号解読をしていた経歴を持つ。 このために、親子+秘書はいろいろなトラブルに巻き込まれることに‥。 舞台は1920年代のイギリスとあるので、作中で話題に登る戦争は第一次世界大戦のことだろう。 調べると、エニグマのせいか暗号というと第二次世界大戦の印象が強かったが、第一次世界大戦も通信と暗号は重要な立ち位置だったようだ。 アラン・チューリングとは年代も生まれも合わない教授だけど、第一次世界大戦時も、アラン・チューリングのような天才がいてもおかしくはない。 なお実際の物語は、そんな背景はつゆとも感じさせないし、知らなくても楽しく読める。 表紙のような親子+一人でほのぼのした感じとアクションが混じる、そんな漫画。
この作品の舞台は国王が亡くなったにも拘わらず、王妃が権力を維持するために、王子が国王に就任しないまま数年が経ったノルン王国。 国会議員であるルーシュを兄に持つ城の書庫番の少女・ルート・カッセルは、実は様々な国の言語を操ることができるマルチリンガルでした。 そんな彼女はある日、ノルン王国の王子・エミルの従者からエミルの語学の先生になってほしいと頼まれるのですが、ルートはそれをある理由から拒否してしまいます。 ルートが依頼を拒否した理由や兄・ルーシュとの関係性、そして、エミルが王子であるにもかかわらず本職の先生ではなくルートに先生を頼もうとした理由など、登場人物の様々な事情が絡み合い、やがて物語はノルン王国全体を巻き込む問題へと波及していきます。 この作品はそんな壮大な物語が美しい絵柄で繊細に描かれていく作品です。 1巻まで読了
19世期イギリスで小説家の話。 字面だけで見ると地味な感じですが読み終わったあと「この本好きだなー!」と思わず感じ入ってしまいました。 今めちゃくちゃ勧めたい一冊。 当時のイギリスが好きな人にも合う本かもしれません。絵柄で好きかもって思った人は是非! 作中の言い回しも好きです。本当に当時こういう女性存在した可能性ありますね…。
登場人物はボーン親子と住み込みの秘書。 父のほうは古い文字を解読する、言語学の教授。 天才的なセンスを持ち、その言語解読能力は暗号にも通づる。 一方、息子は父と正反対の体育会系。 住み込みの秘書は教授の研究補佐をしたり、男所帯で家事をしたりする修道院出の女性。 ボーン教授は軍で暗号解読をしていた経歴を持つ。 このために、親子+秘書はいろいろなトラブルに巻き込まれることに‥。 舞台は1920年代のイギリスとあるので、作中で話題に登る戦争は第一次世界大戦のことだろう。 調べると、エニグマのせいか暗号というと第二次世界大戦の印象が強かったが、第一次世界大戦も通信と暗号は重要な立ち位置だったようだ。 アラン・チューリングとは年代も生まれも合わない教授だけど、第一次世界大戦時も、アラン・チューリングのような天才がいてもおかしくはない。 なお実際の物語は、そんな背景はつゆとも感じさせないし、知らなくても楽しく読める。 表紙のような親子+一人でほのぼのした感じとアクションが混じる、そんな漫画。