人々が飢饉に苦しむ中世を舞台に、ケダモノのように生きてきた少年・アシュラがたどりつく結末を描いたジョージ秋山の問題作「アシュラ」の完結編。迷いの六道、その中でもあわれで痛々しい阿修羅道について旅人へ語る法師は、まさに阿修羅道を突き進んで生きる少年・アシュラを思い出す。同じ頃、腹をへらしたアシュラは、ある家族の家に入って食べ物を恵んでもらおうとするが……!?
手の付けられないつっぱり高校生・岩次郎。原チャリを乗り回し、青春とは何か考えるが、女を見ては「やらせろ」を連発。童貞を捨てられずパワーをもてあまし、もがき苦しむ。そんな岩次郎がみせるパフォーマンスとは!?
ジョージ秋山の恐怖劇場、少年の視線から描いた傑作サスペンス!幸せな家庭に育った少年・潮は、ある日、あやしい見知らぬ男に囁かれた一言をきっかけに、不安を抱き、父親と母親に疑念を持つようになる。次々と起こる出来事に不安と疑念はふくらみ、やがて恐ろしい真実が・・・!?父親と母親には隠している秘密が・・・!?
数奇な運命に翻弄されながらも“青の洞門”を掘り抜いた僧侶の生涯を、鬼才・ジョージ秋山が大胆に描き上げた歴史大作。通りすがりの僧侶から「おぬしの生涯は不吉な血で染められる」と予告された少年・福原市九郎(ふくはら・いちくろう)。その後、親友から斬りつけられる夢を見た市九郎は、それが現実になった事に驚愕する。そして母親が何者かに殺される夢を見た市九郎は……!?
「女を泣かし、たぶらかし、女を危めても、お裁きなしとは、さても女の一大事。恋の裁き人・女形気三郎、裁かせていただきます。」――。悪人どもに酷い目に遭わされた娘達の仇を討つ美しき女形・気三郎(きさぶろう)の活躍を描いたアクション&セクシー時代劇。髪結いの気三郎は、お見合いを控える角屋の令嬢・明美(あけみ)の髪を結っている時、彼女が涙を流しているのに気づく。その後、明美は川で入水自殺をしてしまい……!?
「なんだか生きてんの飽きちゃったなあ」。職を失い、生まれ故郷に帰ってきた狸穴勇介。不細工で、金も仕事も夢もなく、考えるのはセックスのことばかり。心の荒野を彷徨っていたある時、勇介は微笑みの宗教「神我の湖」に傾倒する京子と出逢い、執拗なストーキングの末にレイプする。二人は互いに嫌悪し合いながらも離れることができずに姦通を繰り返すようになるが……。男女の業を鋭く抉り、映画化も決定した傑作マンガ、早くも電子書籍化!
密教、真言宗の開祖であり高野山を開山した空海。彼の知られざる幼少期から青年期にかけての物語を巨匠ジョージ秋山が熟達の筆致で描く。高野山開山1200年記念の文庫版3部作を電子書籍で合本に! 人間を問い続けた空海の一大叙事詩。※本電子書籍は、新人物文庫『弘法大師空海(上)』『弘法大師空海(中)』『弘法大師空海(下)』の合本版です。
【全3巻収録】なんで人間らしく生きなきゃならないんだギャァ…… 生まれてこないほうがよかったのに。飢餓という極限状態の世の中に生み落とされたアシュラ。大きな社会問題となったジョージ秋山氏の名作が電子書籍で復活! ジョージ秋山氏の魂のメッセージがここに! <著者情報> ジョージ秋山(じょーじ・あきやま) 1943年生まれ。1966年に別冊少年マガジン「ガイコツくん」でデビュー。人間を赤裸々に描く漫画で常に注目を浴び、70年には「銭ゲバ」「アシュラ」「日本列島蝦蟇蛙」などの問題作を次々に発表する。73年から始まった「浮浪雲」は、30年以上経った今も連載が続き、単行本も80巻に達するロングセラーとなる。同作品で第24回小学館漫画賞を受賞。また、「銭ゲバ」「浮浪雲」「恋子の毎日」といった多くの作品がドラマ化、映画化されるなど、その人気は多方面にわたる。
【全4巻収録】人間の醜い部分を克明に描いた、ジョージ秋山の代表作!! 貧しさ故に病気の母を亡くした風太郎は、「金こそすべて」と、金のために生きることを決意。大会社の社長のイスを手に入れた風 太郎だったが、そのために何人も殺し、恨みを買い、刑事につきまとわれる日々。金があっても風太郎に平穏が訪れることはない――。人間の心の 闇を鋭く描く、ジョージ秋山の代表作! <著者情報> ジョージ秋山(じょーじ・あきやま) 1943年生まれ。1966年に別冊少年マガジン「ガイコツくん」でデビュー。人間を赤裸々に描く漫画で常に注目を浴び、70年には「銭ゲバ」「アシュラ」「日本列島蝦蟇蛙」などの問題作を次々に発表する。73年から始まった「浮浪雲」は、30年以上経った今も連載が続き、単行本も80巻に達するロングセラーとなる。同作品で第24回小学館漫画賞を受賞。また、「銭ゲバ」「浮浪雲」「恋子の毎日」といった多くの作品がドラマ化、映画化されるなど、その人気は多方面にわたる。
七○年に発表された衝撃の問題作『銭ゲバ』上下巻が電子版限定で、合本になって登場!※本書は、『銭ゲバ(上)』『銭ゲバ(下)』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。■『銭ゲバ(上)』貧乏だった蒲郡風太郎はいつも馬鹿にされ、病弱だった母親は医者に見捨てられ死んでしまう。少年時代に金の絶対的な力を見せつけられた風太郎は、金のためなら手段を選ばない大人になっていく。そんな彼を人々は「銭ゲバ」と呼んで軽蔑したが、風太郎の金儲け道は止まることを知らなかった……。七○年に発表された衝撃の問題作、ついに復刊!!■『銭ゲバ(下)』一流企業の大昭物産の社長の座まで上りつめた風太郎だが、貧しかった頃の恨みはいつまでも消えることがなく、金への執着は益々強まった。この世に金で買えないものはない。そう信じて疑わない風太郎は、金の力を使って政界に進出する。だが欲しいものをすべて手にいれた彼を待っていたのは……。長年入手困難だった不朽の名作、ついに電子化!!
男女の業を鋭く抉り、映画化もされた傑作マンガ『捨てがたき人々』上下巻が電子版限定で、合本になって登場!※本書は、『捨てがたき人々(上)』『捨てがたき人々(下)』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。■『捨てがたき人々(上)』「なんだか生きてんの飽きちゃったなあ」。職を失い、生まれ故郷に帰ってきた狸穴勇介。不細工で、金も仕事も夢もなく、考えるのはセックスのことばかり。心の荒野を彷徨っていたある時、勇介は微笑みの宗教「神我の湖」に傾倒する京子と出逢い、執拗なストーキングの末にレイプする。二人は互いに嫌悪し合いながらも離れることができずに姦通を繰り返すようになるが……。■『捨てがたき人々(下)』周囲の猛烈な反対を押し切って、妊娠を機に夫婦になった勇介と京子。しかし息子が誕生しても、勇介の心は孤立したまま彷徨い続ける。叔母との情事、生き別れの母との再会と、その母の夫殺しの過去。息子との断絶、爆発する暴力衝動……そんな時、勇介の前に一人の女が現れる。彼は安息の時を得られるのか? 愛を信じられない男と愛を信じる女――人間の業を抉る超問題作、ここに完結!
密教、真言宗の開祖であり高野山を開山した空海。彼の知られざる幼少期から青年期にかけての物語を巨匠ジョージ秋山が熟達の筆致で描く。高野山開山1200年記念文庫化! 人間を問い続けた空海の一大叙事詩。
親に愛されない醜い少年が出会った謎の美少女紅子。無垢な少年は唆され悪の道を進んでいく…妖艶な美女の目的とは? 世間に復讐する壮絶な悪の華が今咲き開く! ジョージ秋山の名作「ギャラ」を完全リメイク!
人食い人種の子供“アマゾンくん”のハチャメチャな活躍を描いた、鬼才・ジョージ秋山の印象深い初期のギャグ作品。小舟に乗って居眠りしていたアマゾンくんは、日本にたどり着いて、通りすがりの少年・珍平(ちんぺい)のお尻にかじりつく。その時、オナラをして逃げた珍平だったが、追いかけてきたアマゾンくんに殴られまくり、ついには棒に縛られて丸焼きに……!?
ガイコツくんがやってきた!ガイコツくんの正体は、5年前に死んでしまったおじいちゃん!息子と孫が心配で天国の神様にお願いし、現世に降りてきたというガイコツくんは、いつも孫たちにメーワクばかりかけてしまうが…。1966年に少年マガジンで連載されたジョージ秋山のデビュー作登場!!
落語とは話し家が演じて聞かせるもので、聞く芸として完成している。はたして落語を漫画にしたらどうなるか。ジョージ秋山が挑戦した!名作落語33作を収録。読んで楽しむ落語をどうぞ。
のんき者で人まかせな役人・倉利夢之介、人よんで“ぼんくら同心”。羽織には?マークが。自分が働かない分、息子の空太郎が難事件を推理し、解決していく。そして事件の山場には、どこからともなく謎の“投げゴマ頭巾”が現われ大活躍!明朗、異色の捕り物帖。
平和な将棋谷村に“シャカの息子”と呼ばれる男がやってきた。彼は、三つ子の女従者たちを従え、借金に苦しむ村の娘のために大金を差し出したり、村に500万の現金を撒いたりと不可解な行動を続ける。そんな中、村人が次々と高熱に倒れ始める……!!
よたろうは大工の家の次男。仲の悪い家族にあって明るいよたろう。後半、メグミちゃんが登場!1~2巻はギャグマンガですが、2巻の後半から友情や正義、努力などをテーマにした学園ストーリーに変化します。忘れかけていた子供の世界がよみがえる!
岡っ引の蜩(ひぐらし)は、飲み屋の桃子をやっとのことで口説き落とした。蜩はただの助平オヤジではなかった。江戸でおこる怪奇・難事件を竿十手を振りかざし次々と解決していく。だが実は、桃子の鋭い推理が助けているのであった。上役の同心・東大が桃子に執心でヒヤヒヤの連続。傑作・爽快時代劇アクション!
ジャズダンサーのオーディションを受けた女子高生・出井絵野江(でい・えぬえ)は、激しいダンスでも汗ひとつかかない強靱な体力で、審査員のジョニー河原(じょにー・かわはら)に気に入られる。その後、予選を合格した絵野江は、ボーイフレンド・大(だい)とドライブ中にスリップ事故で火ダルマになってしまうが、驚異的な回復力ですぐに完治する。そして絵野江は、父が電話で話していた「遺伝子組み換え」という言葉が気になって……!?
遠井夢二は大スターになる日を夢に描いていたが、ある事件をきっかけに病身の母を置いて上京、作曲家の里口の下に弟子として入る決心をする。「人間なんて星屑みたいなもの……」。幼い頃に聞いた母の言葉に突き動かされ、欲望の中を生きる、青年の姿とは…!?
天保銭の独眼目明し天牛は医師でもある。役目の影でゆすりを行い、禁じられている堕胎を副業でやり、何かとすぐ女に手を出す。中年の図々しさ、しぶとさ、いやらしさを発揮する。そんな悪党・天牛だが、いいところもある。娘の絵美ちゃんをことのほか可愛いがっている。傑作・痛快時代劇アクション!