名前をうりたいわけではないが天知る、地知る、人ぞ知るこれが噂の風来坊主――異形僧、アレキサンダー南無が悪を絶つ!悟りを求め風来坊主と弟子アミは、今日も悪の退治旅!鬼才の熱血作!!
ある日少年は強く思う…。世の中は銭でまわっていると…。貧しい生い立ちであるが故に手段を選ばず金を得ることに執念を燃やす蒲郡風太郎。貧しさ故、病身の母を救うことが出来ず、家族を捨てた父を憎む、彼の生き様を、ジョージ秋山が鋭く描いた衝撃の傑作!!
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/宿場女郎▼第2話/戸塚ッ原の対決▼第3話/木曽路から来た男▼第4話/品川慕情▼第5話/街道工事不正事件▼第6話/くりからもんもん▼第7話/幽霊駕篭▼第8話/黒の舟唄▼第9話/風流トンヤレ節 ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/「3年経ったら迎えに来る」と言い残し、京へ発った男を信じて待つ遊女。約束当日に現われた男には追っ手が……。けなげな遊女のために浮浪雲が一肌脱ぐ!(第1話)。▼街道一の親分、清水次郎長とその一家が品川宿にやってきた。やりたい放題の次郎長に品川一の春秋親分は、このままでは面目が立たないと、次郎長に喧嘩状を送りつける。それを知った雲は……(第2話)。▼客の女をてごめにした問屋場の新入り、鮫造。それを苦にした女は自殺。しかし反省の色もない鮫造に雲は……。雲の妻カメ、息子の新之助登場!!(第3話)。▼借金を返すために旅籠で働くお美代。問屋場の文次は、お美代と一緒になろうと仕事に精を出す。しかし、お美代に関しての良くない噂を聞かされた純情な文次は……(第4話)。●その他の登場キャラクター/清水次郎長(第2話)
今の時代からは想像もつかない“大飢饉”。舞台は中世、農村の時代。日照りが続き干上がった土地では、食べるものは何もなくなる。飢饉で追いつめられた人間のすることとは・・・!?不幸な生まれ方をしたアシュラは、その逞しい本能により壮絶な生き方を繰り広げる。人間性の本質と欲望をギリギリのところまで描いた“衝撃の問題作”!!ジョージ秋山の代表的傑作!
いつもはルンペンだが、裏では(!?)くどき屋。くどき屋ジョーが、高級クラブのママ、社長の娘、ソープ嬢、ジゴロの女、マル暴ギャルをくどく!命がけでくどけば落ちない女なんていない・・・。
魂のふるさとデロリンマン――愛と平和に飢え、乾いた心に魂を与えるため日夜戦う。しかし醜い姿のデロリンマンに対して、世間の風当たりは冷たく、デロリンマンと人の奥に潜む闇との戦いは続くのだった…。ジョージ秋山初期の作品。
神は死んだ――大富豪の魔魔男爵は、巨額を投じ、ロボット「ザ・ムーン」を発明。そしてムーンを9人の少年少女たちに託す。ムーンは、サンスウ、カテイカ、シャカイ、双子のリカ、ズコウ、コクゴ、オンガク、ヨウチエンの9人の少年たちの心を一つにすることによって動き、一人でも欠けると動けないのだった!「正義」を投げかける衝撃作、ここに登場!!
奴隷船が沈没したために流刑島へ漂着した黒人の少年“ゴンズイ”の活躍を描いた海洋アクション。沈没した奴隷船に乗っていた黒人の少年は、大きな樽に入って海上を漂い、罪を犯した者が送られる流人島に漂着する。その後、赤ん坊を亡くした女性・アズサに乳を吸わせてもらい、ゴンズイと名付けられた黒人の少年は、島を取りしきるリュウに追われ、アズサとともに崖から転落して……!?
ジョージ秋山のさまざまな作品に登場する名物悪役キャラクター・毒薬仁太郎(どくぐすり・じんたろう)を主人公にしたダーク・ストーリー。自分を“新宿の帝王”だと威張り散らす毒薬仁太郎は、金にものをいわせてイイ女を思い通りにしようとする。そして美女・礼子(れいこ)を強引に誘った毒薬は、彼女の情夫である極道・狂次(きょうじ)に殴られて腹を立てる。その後、美しきシスターを見かけた毒薬は……!?
私は友人を殺した――で始まる、永劫の鬼才ジョージ秋山、衝撃の告白。妄想なのか、それとも現実なのか……。自身の混沌とした苦悩を綴った著者入魂の衝撃作――。
金も仕事も生きる希望もない男・狸穴勇介は、日々の空腹と性欲を満たすことだけを考え毎日をやり過ごす。しかし岡辺京子を犯したところから、京子との腐れ縁が始まることに…!!人間の本質的な欲望を、ありのままに描いた衝撃作!!
異才・ジョージ秋山が、自分自身を主人公にし、様々なエピソードをからめながら自問自答していく自伝的漫画。歌舞伎町のキャバクラで豪遊した中年の漫画家・ジョージ秋山(じょーじ・あきやま)は、店を出た後で「私は妻を殺した」と心の中でつぶやく。その後、ヤクザ達に囲まれてしまった秋山は、愛人達の部屋の合い鍵を束ねたキーチェーンを武器に応戦して……!?
お兄ィちゃんのアパートに舞い戻ってきた野理子はグラマーな美人。経済的な理由で同居する二人だが、頭の中はエッチのことばかり。野理子は作家の三田村と付き合い、お兄ィちゃんは友達の彼女と・・・。ジョージ秋山がえがくピンク色の世界!「青春も人生もセックス抜きでは語れるものではない。またセックスを卑しきものとしてないがしろにしてはいけないと思う。セックスは人類が存在している根底なのだから。」(著者コメントより)
餓死寸前の少年は、平然と人を殺し、生きるためだけに人肉を食い続けた。彼には希望もなければ夢もない。ただ自分の出生を呪うばかりだ。ケダモノのような彼のことを、いつしか人々は“アシュラ”と呼ぶようになっていく……。望まれぬ生をうけたアシュラは、飢餓の極限をどう駆け抜けていったか!?鬼才ジョージ秋山の代表的傑作、待望の復刊。
神の化身・ドブゲロサマが乗り移った少年・東部下郎(とうぶ・げろう)が、人々の魂を救済していく鬼才・ジョージ秋山の問題作。すさまじい嵐の日、いなくなった息子・下郎を探す両親の前に、下郎の姿でボロきれをまとった魂の救世主・ドブゲロサマが現れる。そして難しい言葉を使って説法するドブゲロサマは、父親に後頭部を叩かれて元のいじめられっこ少年・下郎に戻ってしまうのだが……!?
ジョージ秋山の代表作「銭ゲバ」の主人公・蒲郡風太郎(がまごおり・ふうたろう)の娘である風子(プーコ)のダークな活躍を描くマネードラマ。援助交際するように見せかけて中年男から金を巻き上げる生活を送っていた女子高生・風子は、ある日、癌に苦悩して自殺した母親の日記によって出生の秘密を知る。その後、風子は自分の父親である蒲郡風太郎の屋敷に乗り込んでいき……!?
小料理屋「一番星」を切り盛りする女将、小久璃子(こくりこ)は、息子の門土記(もどき)と二人暮し。「先天性ホルモン過剰過色性」という、異常に性感が発達する奇病に悩まされる小久璃子の店には、今日も下心のある男たちが集まって――。巨乳でもってボディコン着てるから、なにかとおっぱいがポロン!?
小田原の栢山村の裕福な農家に生まれた金次郎。父は、村人たちにお金やお米を貸し、栢山の善人と呼ばれていた。そんなある日、村を川の氾濫が襲う。金次郎の家の田畑は流され、突然貧しい暮らしを迫られる…。薪を背負い、歩きながら読書に励む二宮金次郎。彼の苦悶の生涯にジョージ秋山が迫る力作!
石橋は、バイクで友人の渡辺を轢いてしまう。その事故で怪我を負った渡辺は、目が見えなくなってしまう。なんとか罪を償おうとする石橋に渡辺は「二度と目の前に現れないでくれ。」と告げる。しかし石橋は、自ら喉を傷つけ、声を変えて渡辺の世話をするのだった――。表題作「涙をこらえろ!」を含めた短編3作品収録!
受験勉強、ボクシング、そしてセックス。もやもやした日々を過ごす健作。ある日、家にかわいい女の子・すみれが引っ越してきた。あることをきっかけに健作とすみれの部屋の間に“夢の桟橋”が!夢のような日々が始まったと思いきや、エッチシーンを妄想すれどもなかなか実現されない。ジョージ秋山が喜びと苦悩が交錯する若者の心理をしなやかに描いた傑作!
明るくかわいいヤクザの女房・恋子とサブの青春夫婦物語!夫婦になって半年。兄貴が恋子のことを気に入り何かと・・・。「おめえが好きだから」、「サブちゃんが好きだから」天才・ジョージ秋山が愛をこめて贈る人間喜劇!
貧乏だった蒲郡風太郎はいつも馬鹿にされ、病弱だった母親は医者に見捨てられ死んでしまう。少年時代に金の絶対的な力を見せつけられた風太郎は、金のためなら手段を選ばない大人になっていく。そんな彼を人々は「銭ゲバ」と呼んで軽蔑したが、風太郎の金儲け道は止まることを知らなかった……。七○年に発表された衝撃の問題作、ついに復刊!!
ぱっと現れ、ぱっと消える正義の使者、パットマンX!悪を滅ぼし世のため人のため働きます。困っている人を見かけたらマスクをかぶり、マントをはおって、特製スクーターで登場!そして沢山の発明品で悪と戦います。もちろん病気でつらくても、笑顔で立ち去るパットマンX!ジョージ秋山デビュー作、ほのぼのギャグストーリー!
普通のおじさんっぽいけど、つかみどころのない不思議な人物・あんじんさんこと小野寺安心(おのでら・あんじん)が、関わる人々を幸せにしていくハートウォーミングストーリー。ぶむぶむと聞こえる鳴き声が何かと考えながら歩くあんじんさんは、急に降り出した雨の中でずぶ濡れになっている女性に傘を差し出す。その後、女性の部屋に行って蠅の鳴き声を聞いていたあんじんさんは、女性から「変わってるね」と言われるのだが……!?