※ネタバレを含むクチコミです。
付き合っている彼氏彼女から結婚して夫婦になると突然訪れる価値観のずれやどうしても許せないことってあるな、と自分に振り返って共感できた。 あの時素直に”ごめんね”や”ありがとう”を言えたらなって思うこも多々。 そういう簡単な一言の大事さに気づかせてくれるお話。 彼女の方は彼との過去もプラスに変えて次に進んでいて、女は強いな、なんて思う。 彼は今も後悔の中にいるような気がして、彼も彼で前に進んで欲しいなって思う。 久々の再開でずっと頭に残っていた気持ちを伝えることが出来て良かった! 彼も彼女も人生において大切な時間を一緒に過ごしていたんだなと感じたお話です。
ブス界へようこその河野大樹先生が「センス良。。。」とツイートしていたので読んでみた。たしかにセンス良い。めちゃくちゃ良い。 医者である主人公のもとに、元妻が患者としてやってきた。死ぬまで会うことはないと思っていたのに、生存率30%の大病を患ってやってきた。 些細な諍いで離婚したけれど、何気ない会話をすればあの頃の気持ちを思い出してしまう。好きとか嫌いとかそういうことじゃないけれど、言えなかったことがあったなあなんて思ってしまう。 時間を遡ってやり直すことはできない。でも、積み重ねた時間があるからこそ後悔を終わらせることはできる。人生って面白い。 ストーリーだけ見ると大人っぽいヒューマンドラマなのに、テンポのよい会話と小ネタ満載なのでしんみりする暇を与えてくれない。 HUNTER×HUNTER読んでない人にもわかるレベルのゴンさんパロディでもれなく笑っちゃうし、元妻の名前にも仕掛けがあって面白い。 小ネタがなくても成立するけど、こういうのが夫婦の身内ノリとしてあったんだろうなあと想像力を膨らませてくれていいアクセントになっていると思った。 言葉を使うところと使わないところの緩急も素晴らしい。センスとはこういうことか……。
付き合っている頃は許せた事も、結婚すると我慢できなくなる。 離婚する理由は些細な事だったりするのは、なんかわかる気がしました。 そして失っったり失いそうになったりして気付く事、気づいたときにはもう遅い。そんな風に考えさせられるストーリーでした。
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