透明人間、狼男、ドラキュラ、メドゥーサ、ナーガ、ミイラ男、フランケン。異なるモンスターの少年少女たちが、友情、恋愛、家族について考え、悩み、そしてお互いを理解しながら成長していく。同人誌で発表されて話題となった4編に、新作の2編を加えて待望の単行本化。月明かりがモンスターたちを優しく照らす、オムニバス。
空飛ぶ練習で何度も失敗を繰り返す中学生のドラキュラ。その姿を家の中から見ている、肌が弱くてあまり外に出られない中学生のミ イラ男。空を飛ぶ練習を通じて心を通わせる二人。気付けばそこに、友情があった。
【ヤングマガジン 第469回月間賞 佳作&TOP賞】ある雨の日のこと、傘を忘れた女子に、傘を差しだしたのは優しい狼男少年。思わせぶりガール・ミーツ・ピュアピュア狼ボーイ!!
月刊アクションで「月出づる街の人々」連載中。
フランケンの首を縫い合わせる糸。その糸を母と一緒に買いに行っていた布物屋さんが閉店することになると知り、久しぶりに母と一緒に店を訪れた。そこにあったのは、二人の大切な想い出。
付き合っているのか付き合っていないのかわからない。それが、透明人間のはるみと狼男の駿介の間にある距離。駿介が狼になれない新月の日。二人はカフェで、駿介の抜け毛を使ったぬいぐるみを作ることに…。
メドゥーサのユイは、頭に80匹くらいの蛇がいる。透明人間のはるみは、その中の宗次郎がお気に入り。しかし、宗次郎は10年ほど生きていて、人間で言えば100歳くらい。お別れの時が近づき、ユイとはるみは…。