「すぐに忘れてしまうことと、どうしても忘れられないことの違いってなんだろう」。これは不思議な砂漠の孤島に生きる人々の「記憶」と「建物」を巡る物語。漫画界大注目の俊英・町田洋(『惑星9の休日』、『夜とコンクリート』)が贈る、ロマンティック・デザート・ストーリー!
第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作「夏休みの町」を収録した、新しくて懐かしい魅惑の作家、町田洋の初期作品集!眠れない建築士と建物の声を聴く男。丘の上の戦闘機とありふれた夏休み。君に会えない僕と屋上で見上げた空。夜とコンクリート。平坦な日常にある、もう一つの地平に見たことのない景色がある。町田洋の静かな世界がここに!
突然のうつ病発症から回復までの様子と、船場センタービルで過ごした数日間の出来事。 身体的な痛みから突如うつ病を発症。数ヶ月の療養生活を経て回復したところに届いた仕事の依頼は、大阪にある商業施設〈船場センタービル〉の漫画を描いてください。というものだったーー。 施設を実際に訪れて過ごした四日間、船場センタービルの中で、外で、著者が感じた様々なこと。 町田洋、初のエッセイ作品。
新人・町田洋による、全編描き下しデビュー単行本。辺境の小さな星、“惑星9”に暮らす人々のささやかな日常と少しのドラマ。凍り付いた美少女に思いを馳せる男、幻の映画フィルムにまつわる小さな事件、月が惑星9を離れる日、愚直な天才科学者の恋……。風にのって遠くからやってきた、涼しげな8つの物語。
『砂の都』単行本発売記念! 漫画界大注目の俊英・町田洋氏の紙雑誌デビュー作、待望の初電子単行本化! 44年前に1冊だけ名作を残したきり、人との関わりを絶っていた小説家と、彼に出会った絵描きの青年を描いた珠玉の48p読み切り!
・・・・・・・・・・・・・・・・ ごみひろいをしている。 想像上の妻はいう。 「またおかしなことをはじめたね」 私は答えた。 「うん、でもおもしろいんだ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ <ごみひろい>を描く連作、第1話24ページ。